ハワイの交通に関する注意点
数日前に、カカアコ地区で大きな交通事故がありました。
警察の追跡から逃れる為に猛スピードを出していた車が大事故を起こし、日本から来た旅行客を1名を含めた3名の方が亡くなりました。
亡くなられた3人のご冥福をお祈りいたします。
今回はハワイの交通に関する注意点、最新の法律についてご紹介します。
車は赤信号でも右折可能
ハワイは日本と逆の右側通行です。
レンタカーを借りて運転をされる場合、戸惑われる方も多いと思います。
右側通行の為、左折をする際には、反対車線を横切って大きく曲がります。
右折の場合は、小さく曲がります。
ハワイでは赤信号でも右折が可能です。
特に右折の制限を示す標識がなければ、赤信号になっていても、一旦停止して安全確認し、車や歩行者がいなければそのまま曲がることができます。
【運転する場合の注意点!】
標識の下に「NO RIGHT TURN ON RED」(赤信号のときは右折禁止)と書かれた標識がある場合には右折できません。
この標識もいくつか種類があり、同じ文字が書いてあっても「NO RIGHT TURN ON RED EXCEPT FROM RIGHT LANE」(赤信号のときは右折禁止 ただし右車線は右折可)の標識の場合は右折できます。
【歩行者の注意点!】
赤信号でも車が右折してくる場合があることを忘れずに、横断歩道を渡る際は目視をしてください。
乱暴な運転者の場合、きちんと歩行者の確認もせずにスピードを下げないでそのまま進入してくることもあります。
歩行者用の信号が青色になっても、そのまま進まずに必ず目視をして車が進入してこないか確認をしてください。
横断歩道以外での横断は違法行為
ワイキキで良く見かけるのですが、横断歩道以外を横断する旅行客の方が非常に多いです。
横断歩道以外の場所で道路を横断することは日本でも禁止されていますが、ハワイはより厳しいです。
Jaywalking(ジェイウォーキング)と呼ばれ、罰金$130も課せられてしまうケースが非常に多いです。
また、横断歩道以外の車道を横断することは非常に危険です。
事故に遭うリスクを減らすという意味でも横断歩道以外で横断はしないでください。
横断歩道の注意点
「歩きスマホ禁止」
横断歩道を渡っている際に「歩きスマホ」をすると、罰金$15から$99になる法律が実施されています。
目的地に向かう為にスマートフォンのナビゲーションを見ながら進む場合も横断歩道ではしっかり前を向いて進んでください。
「歩きスマホ」は違法行為であると同時に危険です。
信号の無い横断歩道も要注意
信号の無い横断歩道も注意が必要です。
複数車線がある場合、手前の車線の車が止まってくれて、横断し始めた時に、その次の車線の車がそのまま進入してくる場合があります。
本来であれば、隣の車線の車が止まっているのであれば、歩行者がいることを予測して、減速し、横断歩道の前で停止すべきですが、そのまま進入してくる車が残念ながら時々います。
必ず車が進入してこないか確認しながら横断をするようにしてください。
こちらに関しては、つい先日、市議会の委員会である条例が暫定可決されました。
それは、「ハザードライトで方向者を保護するという条例」です。
複数の車線がある横断歩道で歩行者がいる場合に、停止した車はハザードライトを点滅させて、後続車に、歩行者が横断することを知らせるという内容です。
こちらは実際されましたら改めてお知らせします。
ハワイでの滞在を楽しい思い出だけにするには、少しの注意と少しの緊張感を持つことで必要だと思います。
交通ルールや注意点に関しては今後も発信していきたいと思います。