タイムシェアのリセール(再販)がある4つの理由
今回は、タイムシェアのリセール物件を購入する方から良くいただく質問である、なぜ、「売り出し物件があるのか?」「タイムシェアのリセールが存在する理由」について、ご説明したいと思います。
タイムシェアを売却する人の理由は様々
当社には毎年約400軒のタイムシェアの売却依頼が入ります。売却したいという人の理由は様々です。毎年旅行をしていたけれど、ご高齢になり、もうハワイに行かなくなったという人。あるいは、病気をして、もうハワイに行けなくなってしまったという人。子供が大きくなり一緒に行くような機会が少なくなってしまった人。買った当初は毎年旅行しようと思っていたのに実際には思うように使っておらず、管理費の負担が経済的に圧迫してきたという人、など、様々です。
リゾート会社は物件を買い戻してくれない
日本のマンション開発販売会社が使わなくなったマンションを買い戻さないのと同じように、アメリカのリゾート会社も物件を買い取ることはしてくれません。ですからタイムシェアのオーナをやめるということは、その物件を自分で売却するか、どなたかに引き継いでいただく必要があります。言い換えれば、権利の引き取り手が決まらない以上、メンバーをやめられないということです。
タイムシェアの売却はハワイの不動産会社にお願いする
ご存知のように、アメリカのタイムシェア物件は不動産登記されています。ひと口1週間という単位で区分所有の形で、権利書に持分比率が記載され登記されている物件です。ですから、ハワイの不動産免許を持った会社にお願いしないと、その物件を売却することはできません。
たまに、知り合いを通して売却した、あるいは、弁護士を通して売却したという方がいらっしゃいます。ただ単に売却するだけでなく、税金面でもきちっとした手続きを行っておく必要があります。後々問題にならないようにするためにも、ハワイの不動産会社にお願いすることが重要です。
市場での売買取引が行われるようになった
このように、リゾート会社がメンバーから物件を引き取らないという理由や、個人では買い手を探し移転登記の手続きを行うことが難しいため、タイムシェアのリセール市場というものが存在します。
タイムシェアのリセール価格は通常オーナーの希望価格で売り出され、買い手がそれを購入するという形になります。ですから価格は需要と供給のバランスによって決まります。つまり通常の新規販売価格よりも、安く取引される形になっています。
まとめ
タイムシェアのリセールが存在する理由についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。少しでも、タイムシェアのリセール市場について正しくご理解頂ければと思っております。ご質問等ございましたら、タイムシェアのリセール物件に特化しているくじら俱楽部へお気軽にお問い合わせください。
くじら倶楽部
中山孝志