RCIの使い方(ヒルトン 編)
今回は、タイムシェアをお持ちの皆様から数多く質問をいただくRCIについてお伝えしたいと思います。RCIへのログイン方法はとても簡単で、必要ポイント数の確認もネット上で行うことができます。こちらの記事では日本で使えるRCIの提携リゾートのご紹介と、RCIの利用がお得なのかどうかを検討するための情報もお伝えしたいと思います。
こちらの記事は2022年1月3日に更新されました。
目次
1. RCIとは?
まず、RCIとは何かお伝えします。RCIはリゾート宿泊権利の交換会社です。世界100カ国、4,300ヶ所以上の提携施設を持っており、世界最大の交換会社です。ヒルトンやウィンダムなどタイムシェアリゾート会社もこのRCIと提携しており、オーナーによる権利交換を可能にしています。
ヒルトンの場合、セーブドポイントと当年のクラブポイントの両方をRCIに預けることができます。RCIのポイントとヒルトンタイムシェアのポイントは1対1の比率となります。
2. RCIには2つの活用法があります
RCIの使用方法は以下の2通りあります。
・RCIへの預け入れ(2年延長)
ヒルトンからRCIへポイントを移行すると2年ポイントを延長することができます。こちらは「RCIへの預け入れ」という操作と言います。ポイントを延長して、後日予約をする形となります。
・RCIエクスチェンジ、事前の預け入れ無しでRCIで予約
RCIへの預け入れ無しで、ヒルトンのポイントが切れる前に直接RCIのサイトにログインして(ヒルトンHPより)、予約をする形のことを差します。
3. RCIへの預け入れ(2年延長)
すぐにRCIのポイントを使う予定がなく、ヒルトンのポイントをRCIに預けて、有効期限を延ばしたい場合にはヒルトンのホームページ上でポイントをRCIへ移行する形となります。手数料はネットであれば$139、お電話であれば$149となります。(ご注意)滞在が決まっていて、ヒルトンの有効期限内にRCIで予約を入れる場合にはヒルトンホームページでRCIへの移行は不要です。RCIから予約をする際に、予約と同時にヒルトンポイントからRCIへの交換が可能です。
3.1RCIへの預け入れ:ポイントの有効期限について
ヒルトンのタイムシェアポイントをRCIへ移行した場合、RCIに移行したポイントは、移行手続きをした日から2年後の年末まで有効です。例えば、2022年3月15日に移項手続きをした場合、RCIポイントは2024年の12月31日まで有効となります。(ご注意)移行手続き完了後のキャンセルや手数料の返金はできませんので、RCIがご自身に向いているか(RCIで利用できるか等)を確認後、RCIへの移行手続きをすることを強くおすすめいたします。
3.2 RCIへの預け入れ:RCIのポイント有効期限内に予約
RCIへ預け入れをしますと、2年後の年末まで有効になりますので、その間にRCIのホームページ上で予約をする形です。RCIで予約をする際に予約手数料がかかります。RCIでのリゾート予約手数料は2021年現在、321シンガポールドルです。
4. RCIエクスチェンジ:事前移行なしでRCIにて直接予約をする方法
RCIへの預け入れ無しで、ヒルトンポイントが有効な間にRCIのサイトから予約を行う方法もあります。ヒルトンポイント期限内に予約をする場合にはRCIへの預け入れをしないことでRCIへの移行手数料を省くことができます。この使用方法を「RCIエクスチェンジ」と言われることもありますので、頭にいれておくと良いかもしれません。
RCIに移行していないのにRCIへ予約できないのは?と思われるかたもいらっしゃるかと思いますが、RCIへの事前の預け入れがなくても、予約時にヒルトンのポイントをひっぱってくるという「予約とポイント移行」を同時に行う操作となります。こうしたことから、事前の預け入れがなくても、RCIを予約することができるのです。
架空の日程でお話をしてみたいと思います。たとえば、ヒルトンのセーブドポイントが2,500残っている場合で、そのセーブドポイントの有効期限が2022年12月末だったとします。そして、RCIで下記2つの予約を2022年内に取りたいとします。すぐに予約をするので、事前のRCIへのポイント移行は不要です。
5. RCIのポイント使用例
・東急バケーションズ箱根強羅(平日 4泊)
1,680 ポイント
2022年2月28日チェックイン
2022年3月4日チェックアウト
・東急バケーションズ軽井沢(平日 4泊)
1,190ポイント
2022年2月28日チェックイン
2022年3月4日チェックアウト
6. 日本のRCI提携リゾート
ヒルトンオーナー様に提供されているRCIの提携リゾートは検索条件や時期により異なります。平日4泊(月・火・水・木)もしくは週末3泊(金・土・日)の2通りがあります。尚、ウィンダムなど、他のリゾートオーナーの場合、RCIで提供されているリゾートが異なる可能性もございます。
2022年1月3日時点のリゾート検索結果
・東急バケーションズ箱根強羅(4泊)
・東急バケーションズ軽井沢(4泊)
・三河湾リゾートリンクス(3泊)
・三河湾リゾートリンクス(4泊)
・ウエント淡路東海岸(4泊)
2021年8月時点のリゾート検索結果
・サンダンスリゾート御宿(4泊)
・サンダンスリゾート御宿(3泊)
・サンダンスリゾート河口湖(4泊)
・サンダンスリゾート河口湖(3泊)
・ヴィラ北軽井沢エルウィング(4泊)
・ヴィラ北軽井沢エルウィング(3泊)
・サンダンスリゾート軽井沢(4泊)
・サンダンスリゾート軽井沢(3泊)
・サンダンスリゾート箱根強羅(4泊)
・サンダンスリゾート箱根強羅(3泊)
・サンダンスリゾート山中湖(4泊)
・サンダンスリゾート山中湖(3泊)
・三河湾リゾートリンクス(3泊)
・三河湾リゾートリンクス(4泊)
・ホテル アンビエント安曇野(4泊)
・ウエント淡路東海岸(4泊)
・サンダンスリゾート伊豆高原(4泊)
・サンダンスリゾート伊豆高原(3泊)
7. 各種手数料
7.1 RCIへの預け入れ:移行手数料
ヒルトンポイントをRCIへ預けるための手数料(2年延長):
ポイント移行した日から2年後の年末まで有効になります。
オンライン:$144
電話:$154
RCIに預けたポイントを1年延長(さらに1年延長):
$139
7.2 予約手数料
RCIのホームページ上でお部屋を予約する際に手数料がかかります。予約手数料は2021年現在、321シンガポールドルです。RCI運営会社の事務処理の関係で、アメリカ在住の場合にはアメリカドルでの請求となり、日本在住の場合にはシンガポールドルでの請求となります。
RCIへポイントを預けた後、タイミングを見てRCIを予約されるかと思います。預け入れをする際の移行手数料に加え、予約をする際には、RCIの予約手数料(予約ごと)がかかりますので、その点ご注意下さい。
7.3 その他かかる費用
宿泊時に、リゾートに直接支払う形で、施設使用料、宿泊税、ハウスキーピング料などの費用が発生する可能性があります。リゾート探しをされる際には必ずリゾートに直接支払う費用をご確認下さい。
8. RCIへのログイン方法(移行していなくても可能)
移行するかどうかを判断するために、まずはRCIで使えるリゾートと必要ポイント数を確認してみましょう。RCIにポイントを預けていなくてもリゾート検索や必要ポイント数の確認ができます。
ステップ①
【クラブ】というメニューから【RCI & リゾート・バケーション・エクスチェンジ】をクリック。携帯からアクセスしている場合には画面の右上にメニューがありますので、そちらからご選択ください。
ステップ②
RCIのページに切り替わりましたら、RCIエクスチェンジの予約の【詳細はこちら】をクリック。
ステップ③
画面が切り替わり、【RCIにログイン】というボタンが表示されます。【RCIにログイン】をクリックすると、RCIのホームページが開き、自動的にRCIにログインしている状態になります。
ステップ④
RCIのホームページに切り替わり、RCIへログインした状態になりま
9. RCIで使えるリゾートと必要ポイントの確認(移行していなくても確認可能)
ステップ①
RCIのホームページが開き、【旅行先の検索】に滞在されたい場所を入力して検索をしてみてください。検索結果からお好きなリゾートをクリックして、選んで下さい。(ここからは携帯のスクリーンショットをお見せしながらお伝えします)
ステップ②
リゾートを選択すると、以下のようなページに誘導されます。設備、リゾート側でかかる料金など、こちらのページで確認することが出来ます。
ステップ③
リゾートページにて、【利用可能な日付】をクリックすると、空きのあるお部屋と日数が表示されます。以下の例ですと6月29日チェックイン7月2日チェックアウトで2人まで宿泊できるホテルのお部屋の空きがあります。こちらの例では、3泊で合計624ポイントを利用する形であると確認が取れました。
また、【今すぐ予約】をクリックすると、次の画面で手数料を確認することが出来ます。【今すぐ予約】を押しただけでは、まだ予約確定になりませんのでご安心下さい。
ステップ④
実際に予約手数料がいくらかかるか確認することができます。日本ではRCIの手数料はシンガポールドルでの支払いとなります。予約手数料は321シンガポールドルです。
10. RCIへポイントを移行する方法
タイムシェアのポイントの有効期限を延期したい場合、ポイントをRCIへ預けることになります。ポイントを移行するためには、まずはご自身のタイムシェアリゾートのホームページへログインした後、ホームページ上でRCIへの移項をすることができます。
ヒルトンの場合:
ヒルトンのご自身のアカウントへログインし【ポイント管理】から【ポイント活用】へアクセスしてください。【RCIへの預け入れ】をクリックすると、移行手続き画面への進みます。
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11. まとめ
こちらの記事ではRCIの使い方、ログイン方法、ポイント確認方法などをご紹介させていただきました。RCIの手数料が思いのほかかかる点、お分かりいただけたかと思います。また、日本の提携リゾートはオプションが限られているので、好みの滞在先がない場合もあるかもしれません。事前にリゾートを調べていただくと良いかと思います。
RCIをご紹介する記事ではありましたが、やはり、こうして見ると、ヒルトンオーナー様の場合、セーブドポイントが残っているのであれば、タイムシェアのクラブ予約(小田原・瀬底)又はダイレクトステイキャンペーンを利用するのがおすすめです。一日も早く、以前のようにハワイに来れるようになることを願いますが、それまでは日本で活用することも視野に入れていただければと思います。