「アウラニ」 ディズニーのタイムシェアがスタートしました!
ご存知の方も多いことと思いますが、この夏のディズニーのアウラニ・タイムシェアの管理費の問題がありました。この出だしの問題をどうのりきるのか?まずはローカル新聞から要約してみます。
ハワイのオアフ島、コオリナリゾート地区にディズニー・アウラニ・リゾート&スパが8月末にオープンしたが、タイムシェア部門において、年間管理費用の見積もり誤算のため2010年夏から開始されていた販売を一時的に中止するという事態が発生。その後ハワイ州に33%値上げする申請が受理され販売が再開が許可された。
これにより1ポイント当たりの年間管理費が、$4.31から$5.73に変更。管理費はタイムシェアの物件(ポイント数)により異なり、$722から$7,380の間となる。販売価格は、$15,120から $154,560(1ドル80円計算で121万円から1236万円)と同じ価格を維持している。481室分のタイムシェアユニットから25,000週に相当するポイントパッケージを販売し、$1.2 Billion(960億円)の販売を予定している。
また、今回の問題をディズニー社では真摯にとらえ、タイムシェア事業の子会社社長 Jim Lewis他2名のエグゼクティブを解雇した。
ハワイ在住タイムシェア・スペシャリストのくじら倶楽部からの一言
既に米国数誌でニュースとして取り上げられていましたが、くじら倶楽部としては安易な情報発信を避けるために今までブログでの掲載を控えていました。今回、管理費の値上率が正式に発表され、ハワイ州の認可もおり、この目でオープン後の状態を確認した上でコメントしたいと思います。
管理費算出の間違いは人為的なミスであり、会社としての意図は全くなかったと弁明しています。
通常タイムシェアは、週単位でリゾート施設を購入し、宿泊代の掛からないバケーションスタイルを取り入れることで経済的な旅行が可能になるというものです。更に、タイムシェアを購入したオーナーからは、年間管理費を極力抑えるよう要請が入り、過剰サービスを避け、必要最低限の受け入れ態勢でどこまで満足度を上げるかが鍵となります。
オープン後、アウラニの施設を見学してまず感じたのが従来のタイムシェアの概念を変える企業姿勢が随所に現れていることでした。
ロビーでは、到着する人々を暖かく迎えるためのスタッフの数、ウエルカム体制から始まり、施設内並びにプールエリアにいるスタッフの数、キッズルームの充実とキャスト(アウラニのスタッフのこと)の教育レベル、どれをとってもディズニーランドを思い出させるほどの充実ぶりです。
ヒルトン、マリオット、ウェスティンと言ったブランド系のタイムシェア会社の年間管理費を比較しても当初はさほどの違いを感じない金額でした。仮に33%の値上がりがあったとしても、滞在中の満足度を考えたら決して高い管理費ではないと断言できます。
案内してくれた旧知の仲であるディズニーのスタッフ家族が、
「時間を忘れて中庭で遊んだ」 「帰りたくない!」
と言わせるほどのワクワクが存在する空間です。
タイムシェアファンの方、ディズニーファンの方、リゾート、レジャー関連産業に従事している方は、このハワイのアウラニは必見です。
今後、定期的にディズニー アウラに情報を写真や動画と共に発信してまいりますのでくじら倶楽部のブログを楽しみにしててください。