タイムシェアと年間管理費に含まれる保険
タイムシェアの年間管理費の中には、保険代も含まれています。これは皆さんの家にかけている保険と同じようなものです。
万が一火災が発生した場合には、この保険が適応されます。ただし、利用者が故意過失により発生したと思われる部屋の損傷に対しては、その限りではありません。なぜなら、特定のオーナーによる物件へのダメージを、他のオーナー達が支払っている保険でカバーするということは不公平に値するからです。
よく、日本人の方が海外のホテルでお風呂をバスタブにためて溢れさせてしまったという話は良くあります。海外のバスルームはバスタブの外側に排水溝がないので、バスタブから溢れたお湯は床に広がり、最悪、下の階に漏れてしまいます。
このような時に、特定のオーナーが起こした過失による物件の損傷を他の多くのオーナーが支払っている保険を利用して修復することは、公平でないという考えです。なぜなら、保険を利用して物件の修復をすると通常翌年の保険料が上昇します。つまり、あるオーナーの過失による修理・修繕に保険を使うことで他のオーナー達の負担が増えることはあるべきでないという考えです。
また、タイムシェアオーナーとして覚えていただきたいのは、リゾート会社は先ほど説明したような水漏れが発生した時に、2つのことを同時に考えながら対応しているといことです。
ひとつは、いかにオーナー組合の予算を管理している立場として予算を節約するか。そしてもうひとつは、目の前にいる水漏れを発生させてしまったオーナーは、お客様でもあるという点です。
このようにちょっとした知識があるだけでも、タイムシェアオーナーとしての滞在が、安心で楽しくなったりもできるのです。
今後も、安心できるアメリカのタイムシェアシステムに関して発信していきたいと思います