2022年2月24日にヒルトンがポイントを1.6倍に調整をしました。2022年2月24日以前に公開されたブログ記事は原則、旧ポイントでの表記となっておりますこと、ご了承のほどお願い申し上げます。ポイント調整について

ヒルトンが持っている第一先取特権とは?


今回は、タイムシェアを知る上でとても重要な話ですので、是非注意深くお読み下さい。
そしてこの“第一先取特権”は、特にリセール売買に関心がある人に、是非知っておいてもらいたい重要な項目のひとつでもあり、難しいことは省いて簡単に説明したいと思います。
まず、“第一先取特権(Right of first refusal)”は、ヒルトンバケーション、マリオット、ウエスティンといったリゾート会社からタイムシェアを購入する際、DEED(不動産としての権利書)に特別特権として付いてくるものです。


その意味は、簡単に云うと“常にリゾート会社が一番最初に買取る権利がある”とでもいいましょうか、つまり、物件をリセールで売却する時(再販する時)、その価格があまりに低い場合は、リゾート会社がまずは優先的に物件を買い取る権利があるというもの。その目的はというと、物件の価格がとてつもなく下落することの防止、価値を保持ーということです。
具体的に云えば、リゾート会社がこれを行使してある一定の価格で物件を買い取ることは、物件価格の下落防止に繋がり、結果的にリゾートの価値やブランドの高級感といったものを
キープすることができるということになるわけです。

またオーナーにとっては、その物件は、価格の激しい下落は起こり得ないであろうという保証付きマーケット値打ちをも持っていることになり、安心でもある。どうでしょう。ここのところは、是非皆さんに理解していただきたいところです。

実際には、リセールマーケットでこれ等の権利が行使されたというケースは数少なく、現実的に、リゾート会社がいちいち買い取りを繰り返していては、経営も大変であるーといったところであろう。

このような意味からも、リゾート側は、リセール価格の動向に神経を向けて監視しているわけです。もちろん、格安で購入が決まったリセール物件の売買取引でも、登記完了前にリゾート会社が買取る権利を行使することがあり得るということを、十分頭に入れておいてください。


いかがですか?
ご理解していただけましたでしょうか?
是非、タイムシェアの理解を深める上での参考にしてください。

 

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