アラワイ運河の浄化工事がいよいよ開始!
待望のアラワイ運河の浄化作業がいよいよ開始されます。
アラワイ運河が綺麗になります
ゴミやヘドロなどの沈殿物を水底から浚う、浚渫(浄化)工事が主な作業で、前回の 2002年から 17年ぶりのクリーニングになります。日程は不定期の一年計画ですが、月曜日から土曜日に作業が行われる場合には午前7時から午後10時、日曜日と祝日には午前9時から午後10時と時間帯は決まっています。
アラワイ運河の水深は2m~4m、掛かる費用は21億円
ハワイ州国土資源省(DLNR) のエンジニア部門の指示で民間企業の ハワイ ハーバーズ コンストラクターズJV社が工事を請け負い、2m弱から 4m弱の深さまで水底を掘り下げ、およそ 14万立法メートルの沈泥など蓄積物を除去する予定です。プロジェクトの予算は2100万ドル(1ドル100円計算で約21億円)を超えます。運河の浄化作業は10~12年毎に行うことが推奨されているそうですが、前回は17年前の 2002年、その前はそれより 24年遡った 1978年と、間が開きがちです。
ワイキキの住民からは、同時に運河の壁の修理を求める声があがっていました。劣化した壁全てを修復するには数百万ドル(数億円)かかるため、全域の工事は却下されましたが、部分的な修復のための予算が州議会でおりています。山側のアラワイ公園前のカラカウア通りとマッカリー通りの間の破損部分の修復に充てられます。
洪水のリスクが軽減します
水底のクリーニングは雨水を海に効率的に返還し洪水のリスクを軽減します。また、アラワイ運河は学校のカヌークラブなどの活動にも使われていますが、現状はここ 40年ほどで最悪で、パドルが泥にとられる場所が必ずあると苦情がでています。運河のレクリエーション利用者からは、浄化工事は待ち望まれるが、作業中には水底のバクテリアが水面に上ってくるために、水質の安全には気を付けなくてはいけないと指摘が上っています。作業期間が終わるまでは悪臭や工事の騒音も懸念されますが、地域の安全と活性化のためには必要不可欠で、改修後のメリットは大きいと期待されています。
私たちの役割
友人が、本気でアラワイ運河を綺麗にして、昔のように運河で取れるカニや魚を食べることが出来る状態に戻したいと活動を行っています。以前のブログでも書きましたが、年齢が80才以上の地元の方と話すと、「子供の頃は運河に入って遊び魚介類を採ったり、魚釣りをして食べていた」と話をしてくれます。ぜひ、ハワイの自然を少しでも改善して後世に残すことができたらと思っています。
将来は必ずハワイの環境保全のための活動をくじら倶楽部として行いたいと思いますので、このブログをお読みの方、ハワイリピーターの方々にはご協力頂ければと思っています。