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ダイアモンドヘッドで最多の救助要請

大自然に囲まれ、登山やハイキングコースの数々が観光客にも人気のハワイですが、自然の中では少しの油断が事故につながることがあります。

山中やハイキングコースで遭難したり、熱中症や脱水症状で倒れ救助が必要なとき、消防隊が出動します。ホノルル消防局の統計によると、オアフ島で過去 5年間に最も救助要請が多かったのは、ダイアモンドヘッドでした。この 5年間にホノルル消防局は 1394回の救助要請を受けていますが、その内の 195件がダイアモンドヘッドで起こっています。多くの場合が脱水症状による体調不良や失神のためだそうです。

ホノルル消防局による救出回数
(2015年1月から2019年4月)
ダイヤモンドヘッド 195
ココクレーター階段 125
ヌウアヌ 74
天国への階段 60
ラニカイピルボックス 54
ワイマナロ 54
マウナウィリの滝 53
カアウ・クレーター 49
ププケア 41
マノア 39
マナナ 38
Star-Advertiser調べ

 

2019年1月~4月まで 117
2018年 346
2017年 288
2016年 361
2015年 282
Star-Advertiser調べ

ダイアモンドヘッドはオアフ島で最も人気のある観光スポットの1つです。年間100万人以上、毎日何百人ものハイカーが訪れます。救助要請が多いのはその数のためもありますが、もう一つには、一般観光地として広く知られ、距離も短いために、ハイキングの未経験者が軽い気持ちで多く登ることがあります。

次に救助要請が多かったのはココ・クレーター階段の 125件(過去 5年間)でした。木陰がないために熱中症の危険が高いほか、長く険しい階段による足首の捻挫が多く、関係者は登頂者に水や靴などの装備に気を配るように呼びかけています。

以下は、ハワイアン・トレイル&マウンテン社(HTMC)による、ハイキングの安全のためのアドバイスです。人の多い観光地でも、自然の中でのスポーツであることを忘れずに、準備万端にして楽しんでください。

  • 必ず誰かと行動を共にする
  • 事前に家族などにスケジュールを渡しておく
  • 適切な靴と服装
  • 事前に天気の確認
  • 自分の体力や体調を心得て無理をしない
  • 持ち物:携帯電話、明るい色の物、雨具、救急箱、2~3リットルの水、懐中電灯、スペースブランケット、ホイッスル
  • 非常時:911に電話、救助隊が見つけやすい明るい色のジャケットなどをまとって待つ、ホイッスルを吹く
  • 非常時には、落ち着くことで発見のチャンスが高まります
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