ワイキキ・パークホテルが、ハレプナ・ワイキキ・バイ・ハレクラニに変わります
『ワイキキ・パーク・ホテル』が今月、30年の歴史に幕を閉じました。大規模な改装工事を経て『ハレプナ・ワイキキ・バイ・ハレクラニ』として、一年後にリオープンします。
ワイキキ・パークは、高級ホテル『ハレクラニ』と共に、三井不動産のハワイの子会社、ハレクラニ・コーポレーションが所有・運営していました。今回の改装と リブランディングでは、経営者はそのままで、ハレクラニの姉妹デザイナーズ・ホテルに生まれ変わります。
ハレクラニが天国にふさわしい家なら、ハレプナは心地よい水の家を意味します。海辺のホテル、ハレクラニの山側に位置するこのホテルの外装とサービスのグレードアップが実現すると、日本の市場からも評価を得るのではないかと予想できます。
およそ 6千万ドルと見積もられている改装の費用は、ハレクラニ・コーポレーションが負担し、ホテルの内外装は、ニューヨークのデザイン会社『シャンパリモード(Champalimaud)』が手掛けます。ワイキキ・パークにあった 297室が、ハレプナ・ワイキキでは 9部屋減少した 288室になりますが、新しいホテルにはスイートが数部屋追加される予定です。駐車場の上の 8階のプールも真新しく改装され、景色に溶け込むように設計されたインフィニティ―・プールがつくられ、木製のプールデッキにはジャグジーや海に臨むカバナも設置されます。
シャンパリモードは、現在のワイキキ・パークの派手な外装とは一変した優美なデザインを構想しています。内装は姉妹ホテル、ハレクラニから着想を得た、壁一面に広がる大きな窓や明るいインテリア、ホノルル美術館と提携した美術品などで完備されます。ハレプナは、内装だけでなくロゴまでもハレクラニと似ています。ハレクラニの欄の花がハレプナではアサガオですが、色調や字体は同じものが使われます。
三井不動産は 2014年に一度、ワイキキ・パークの改装を計画していました。部屋数を三分の二に減らして 1~2ベッドルームのスイートに変換しようというものでした。計画では 2016年に着工し今年完成する予定でしたが、延期され今回のリノベーションとリブランディングに至ったそうです。