上半期好調のホテル業界:前年比6%の値上がり、平均$280です
ホテル業界が好調であるというニュースです。上半期のハワイのホテル業績は、RevPAR(客室総売上高を販売可能客室の総数で割った数値)と平均客室単価(ADR)が全米一位でした。
ハワイ州観光局(HTA)が先月発表したホテル業績報告書によると、ハワイのホテルの平均客室単価は 2017年の同期間より 6%高い 280ドルになり、RevPARは 前年同期比 8%増の 1泊229ドルでした。HTAの報告書はアメリカのテネシー州を拠点とし、世界の接客産業のリサーチを行っているSTR社のデータに基づいて作成されています。
同報告書によると、ハワイは客室稼働率でも全国 2位にランクインしました。トップのニューヨークに僅差で、フロリダのオーランドと同位の 81.7%でした。
HTAの観光調査ディレクターのジェニファー・チャン氏によると、全米のホテルの多くが 2018年上半期にRevPARを伸ばしており、業績を落とした地域は前年に比べるとほぼ皆無だったようです。全てのハワイの島で、全てのランクのホテルがRevPARを伸ばしましたが、マウイ島の業績は特に好調で、中でもワイレアは飛びぬけていたと言います。ハワイ島は、5カ月間の好調な出だしが、キラウェア火山の噴火による 6月の低下で相殺されてしまいました。
チャン氏によると、6月のハワイのホテルのRevPARと客室単価は共に 5%増加して、それぞれ、227ドル(RevPAR)と277ドル(客室単価)でした。客室稼働率は 0.6%の減少で 82パーセントとなりました。カウアイ島とオアフ島ではすべての項目で業績が伸びましたが、マウイ島の 6月の稼働率は横這いで、RevParと客室単価は伸ばしました。
ハワイ島のRevPARは 6月に 8%降下し 163.9ドル、客室単価は横這いで 239ドル、稼働率は 6%減の 68.6パーセントでした。中でも高級リゾート地のコハラ・コーストでは客室単価は 1%増の 335ドルでしたが、RevPARが 13%以上落ち込み 214ドル、稼働率は 11%減少して 63.9%となりました。
ハワイの不動産とホテルレートがどこまで上がり続けるか、お客様との間でもよく話題に出るトピックです。引き続き関連情報が出ましたらご案内させていただきます。