好調なタイムシェア業界:第1 四半期のタイムシェア業績
タイムシェア業界が好調であるとニュースが発表されました。
主だったデータは以下の通りですので、参考にして頂ければと思います。
1)ホテルの稼働率よりも高く、タイムシェアの稼働率は92%であった。
2)交換プログラムを利用せず自分の部屋(ホームリゾート)を利用したのは約59%であった。
3)観光客の約8%がタイムシェア利用者であった。人数でいうと第三四半期で約20万人です。
詳細は、次の通りとなります。
ハワイ観光局(HTA)が発表したばかりの第1四半期の報告書によると、タイムシェアに滞在する人が増えてきています。今年 1月から3月のホテルの稼働率が 82.9%だったのに対して、タイムシェアの稼働率は 92%でした。
この内、タイムシェアオーナーが自分のユニットを利用したものが 58.8%、エクスチェンジプログラムを利用して他人の所有するタイムシェアに泊まった場合が 17.5%、所有するタイムシェアやエクスチェンジプログラムで定められた期間以上の滞在や、タイムシェアオーナー以外の客の一時的な滞在率が 15.2%、マーケティング利用が 8.4%となりました。
今年の初めの3か月間に、前年比 8.1%増しの 192,172人がタイムシェアに滞在しました。この間ハワイを訪れた人の 7.9%がタイムシェアを利用したことになります。そのうちの 75.1%(144,415人)は他の宿泊施設には一切泊らず、タイムシェアだけを利用しています。タイムシェア利用者の平均滞在日数は 11.1日と、ハワイを訪れた人全体の滞在日数 9.3%を上回っています。
島別にみると、タイムシェアの稼働率が伸びを見せているのはマウイ島の物件で、前年同期より 1.5%ポイント高い 95.6%でした。対するオアフ島とハワイ島は前年同期とほぼ変わらず、それぞれ 92.8%と 91%の稼働率でした。カウアイ島にいたっては、前年同期より 4.9%低い 86.6%でした。
HTAのタイムシェア報告は、タイムシェア物件に協力を募り Kloninger&Sims Consulting LLC が統計をだし調査をまとめています。ハワイには現在 11,233のタイムシェアのユニットが登録されていますが、その 79.3%にあたる、49のタイムシェア施設がこの調査に協力しています。
調査に参加した物件だけで、今年の第1四半期にハワイ州とそれぞれの郡に 2710万ドルの税金収入をもたらしています。その内訳は不動産税、一般消費税、タイムシェア宿泊税、ハワイホテル税(TAT)、譲渡税などです。中でもタイムシェアオーナーの支払った不動産税の総額が 1080万ドルと大きく、全体の 40%を占めています。
また、この期間にタイムシェアが生み出した州全体の人件費は合計8,680万ドルでした。