ハワイはアメリカで一番高いホテル代になりました
ハワイ観光マーケットの堅調に合わせて、新たなニュースです。今年の第1四半期、ハワイのホテルの宿泊料金は全米最高の一泊平均 293ドルを記録しました。ハワイが実質全米の中で、ホテル代が一番高い場所となってしまいました。ハワイリピーターにとって、宿泊費用はできるだけ安く抑えたいものですが、この流れは今後も続くものと思われます。
ホテルのリサーチ会社 STR Inc. の調査に基づき、ハワイ州観光局 (HTA) が発表した「ハワイ・ホテル業績報告」によると、2018年第1四半期のハワイのホテルの平均宿泊料は、RevPAR (総売り上げを客室数で割った数値) と共に、全米で最高水準でした。
稼働率はマイアミ / ハイアリアとオーランドについで全米 3位でした。
HTAの報告によると、第1四半期のハワイの平均宿泊料は、前年同期より 7ポイント高い 293ドルでした。2006年の第1四半期に比べると 12年間で 100ドルも高くなっています。
稼働率は 2ポイント増しの 83パーセントとなり、ここ 18年間の最高を記録しました。
RevPARは 9ポイント上昇して 243ドルでした。
バケーション地としてのハワイの人気はとどまるところを知らず、バケーション・レンタルやタイムシェア等の競争相手の台頭にも関わらず、宿泊料が上がってもホテルを利用する人たちは増えています。今年の 1月と 2月に 93万6千人がホテルを利用しました。とくに初めてハワイへ旅行する人々や、なにか特別なイベントのために訪れる人々は他の宿泊手段よりもホテルを選ぶことが多いようです。
オアフ、マウイ、カウアイ、ハワイ島の 4島共に、平均宿泊料、稼働率、RevPARの全てのエリアで、世界のビーチ・リゾートのトップ 15に入りました。
これには去年新しく開通した航空便も影響していると HTAは見ています。本年度中にハワイに到着する飛行機の座席数は去年より 9パーセント増加して 1320万席になると予測されています。このうちの 970万席は北アメリカから出発するものです。
そして、エア・アジアとスクートのハワイ線参入により、世界中からの観光客が増えています。日本航空の東京からコナへの直行便の復活も旅行者の増加に貢献しました。
このホテル代の上昇に対する解決策が、もしかしたらタイムシェアなのかもしれません。年間管理費が上がっているといメンバーさんの声をよく聞きますが、ホテル代の上昇率よりは低いのではないかと思います。