ヒルトン グランド バケーションズの躍進、ジョイントベンチャーで開発販売が加速
ヒルトングランドバケーションズクラブは、今年2018年に日本でも沖縄と小田原でのリゾート物件開発・販売が発表されました。今回は、米本土でのジョイントベンチャーによる開発プロジェクトのニュースです。場所柄日本の方には、馴染みもなく、そこに泊まってみようという人も少ないかもしれませんが、業界ニュースとしてご案内します。
サウスカロライナ州チャールストンに、ヒルトン・グランド・バケーションズ(HGV) のタイムシェア・リゾート、「リバティー・プレイス・チャールストン・バイ・ヒルトン」が建設されます。
アメリカ南部の歴史街、チャールストンの市街地に HGVが着手するのは初めてのことで、サウスカロライナを拠点とするリゾート不動産開発会社、ストランド・キャピタル・グループとのジョイント・ベンチャーで行われます。
HGVがストランド・キャピタルと共同で着手するサウス・カロライナの物件はこれで 5件目になります。
ストランド・キャピタルはチャールストンやマートルビーチを初め、アメリカ東海岸南部の海辺のホテルやタイムシェア、リゾート・コンドミニアムの開発で知られる不動産開発会社です。商業不動産や住宅用不動産の分野でも活躍しています。
ワンルーム、1ベッドルーム、2ベッドルームからなる 100ユニットの「リバティー・プレイス・チャールストン・バイ・ヒルトン」には、バー、ラウンジ、そしてフィットネス・センターが併設される計画です。
住所は 475 E. Bayストリート。買い物やレストラン、エンターテイメントが立ち並ぶ街中のロケーションで、観光名所でもある、南北戦争の跡地「ザ・バッテリー」や水族館も徒歩圏内です。アメリカ独立の象徴として植えられた「リバティー・ツリー」があったところで、昔から市民の集いの場所になっていました。
建築は今年の冬から着工され、2020年に完成する計画です。販売は 2019年の初頭から開始される予定です。HGVが保有し、ストランドとのジョイント・ベンチャーの個別報酬契約に基いて HGVが販売と管理を行います。
この共同事業に HGVは開発パートナーとして 1千万ドルの投資をしています。資本効率の高い共同事業によって、新たな可能性への伸びしろを活かす柔軟性を保ちつつ、堅調な業績をあげられるとの見方です。