目指せガソリン車全廃! ハワイは 2045年までに実現する
きれいな自然が魅力のハワイ。あちらこちらで自然を守る動きが始まっています。ハワイのリーダーがガソリン車撤廃目標を掲げるという素晴らしいニュースです。
ホノルル、ビッグアイランド、カウアイ、そしてモロカイ島とラナイ島を含むマウイ、これらハワイの 4つの郡が、2045年までにハワイ全土でガソリン車を全廃にして再生可能エネルギー車に転換することを宣言しました。
宣誓したのは ホノルルのカーク・カルドウェル市長、カウアイ郡のバーナード・P・カバーリョJr. 郡長、マウイ郡のアラン・アラカワ郡長、そしてハワイ郡のハリー・キム郡長の代理として署名したウィル・オカベ助役です。
ハワイ中の公共・私用を合わせた地上の乗り物すべてを、2045年までに再生可能エネルギーを使うもののみにする約束です。ただし航空、海上の乗り物は対象に含まれていません。
ハワイ州エネルギー省によると 2015年に使用された車の燃料はハワイ全体の石油消費量のおよそ 26%でした。これは発電に使われた量とほぼ同じ割合です。年間の石油消費量がそれらよりも多いものは航空機のみで、全体の 31%を占めています。
ガソリン車を廃止することは環境の見地からだけでなく、経済面でも利点をもたらします。
ホノルル市のCRO、ジョシュ・スタンブロ氏によると、現在ホノルル市が使用している電気自動車は、運用費と維持費がガソリン車の 3分の1だそうです。
宣誓書は、世界一周を果たし昨年ハワイに帰還した、風と人力のみで進む古代船ホクレア号の中で4人の代表に署名されました。
さらに、ホノルル、カウアイ、マウイの市/郡長は、2035年までに郡内の公共車をすべて再生可能エネルギーに切り替えることを約束しました。
ホノルル市ではすでに市バスに電気車を取り入れ、今月から 5台の電気バスを走らせています。市長は、2035年までには、オアフの全ての公共の乗り物を電動にするといいます。
ハワイ州産業経済開発観光局の昨年度の調べによると、ハワイで登録されている 100万代以上の乗用車のうち、純電気自動車は 6,607台だけで、ハイブリッド車が 24,804台でした。
先日、電気自動車を乗る知り合いから、電気自動車はホノルル空港の駐車料金が掛からないと教わりました。また、ショッピングセンターや大きなオフィスビルの駐車場にも電気自動車の充電器が設置されています。一人一人の協力によって是非実現出来たら素晴らしいなと思います。