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コナコースト・リゾート研修宿泊体験記

コナコースト・リゾート研修宿泊体験記

くじら倶楽部のスタッフによるコナ・コースとリゾートの宿泊体験レポートです。

8月半ばにコナコースト・リゾートに夫婦と子供の3人で宿泊して来ました。タイムシェアを扱う会社に勤めていながら、今までに一度もタイムシェアに宿泊する機会が無かったので、良い経験となりました。

合計5泊しましたが、仕事が終わった後の最終便でホノルルを発ち、早朝便で戻りそのままオフィスに直行という少々強行軍でしたけれど、タイムシェアの良さは満喫して帰ってきました。

まず、今回宿泊をしたコナコースト・リゾートについて説明します。コナコースト・リゾートはカイルア・コナの街の南約11kmに位置する、海とゴルフコースに面したリゾートです。32エーカーの広い敷地内に多くの宿泊棟があり、私達は第27棟の1階、ゴルフコースと海の見える2ベッドルームの部屋に宿泊しました。ゴルフコースに隣接していますが、プレイをしている方達は平日・週末共にほとんど無く、回りの目を気にすることも無く、のんびりすごせました。ハワイ島のコナコースト体験談

リビングルームの外には、ゴルフ場に面してこんなに素敵なパティオもありました。もう少し時間があったら、お食事をしたり、お茶を飲んだりできたのですが、ちょっと残念でした。

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次にお部屋の中をご紹介します。
お部屋に入ってまず第一声は「広~い」ということです。タイムシェアの部屋は広いと聞いていましたけれど、ベッドルームとバスルームが2つずつ、そして広いLDKと家族3人では広過ぎる程です。

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ドアを開けてまず目にするのはこのLDKです。入って直ぐの場所にキッチンがあり、ダイニング、リビングと続きます。

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リビングルームからキッチン、エントランスを見るとこんな感じです。リビングルームには大型TV、DVDプレイヤー、CDプレイヤーがあり、ソファベッドとラブシートが置かれています。

 

 

キッチンはフル装備です。冷蔵庫、レンジ、オーブン、電子レンジ、食器洗い機に加えて、コーヒーメーカー、トースター、ミキサー、食器類一式、お鍋、フライパン類、調理器具等、全てが揃っています。強いて言えば、炊飯器がありませんでしたので、お鍋で炊くか、もしくは電子レンジで温められるライスパックを購入しておくと良いですね。
私達は夕食を1回自分達で作りました。子供の希望で、ご飯ではなくマッシュポテトを主食にステーキとサラダ、それにポケです。普段家で食べるより、おいしくいただけたような気がします。

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また、キッチンにはこんなウエルカム・セットも置かれていました。コーヒー豆(挽いた物2袋)、コーヒーセット(お砂糖やクリーム等)、コーヒーメーカー・フィルター、電子レンジ用ポップコーンの他に、小さいですが塩コショウも入っていました。タイムシェアでは通常調味料や調理用オイル等が常備されていないのですが、滞在中に自分でお料理をするのが1回くらいであれば、これで足りそうです。また、食器洗い機用の洗剤や、分別ゴミ用の袋も一緒に準備されていました。なかなか至れり尽くせりです。

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同じくキッチンには、洗濯機と乾燥機も設置されていました。洗剤も2回分ついています。コーヒーや洗剤等のウエルカム・セットは無料ですが、足らなくなったらフロントで購入可能とのことです。

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次にベッドルームをご紹介します。まずは、マスターベッドルーム。こちらにはキングサイズのベッドが1台入っています。

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バスルームにはこんなにゆったりサイズのバスタブが付いています。ただ、一つ残念だったのは、お湯がたっぷり溜まる前に出なくなってしまったことです。せっかくのゆったりサイズだったのですが、小さくなって入ることになりました。給湯に関して改善してもらえるといいですね。

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バスタブの他に、独立したシャワーが付いています。こちらで体を洗ってから、バスタブに移動です。

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バスルームの外には、鏡と棚が備わったお化粧コーナーがあります。ヘアードライヤーもここに設置されています。

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次にセカンド・ベッドルームです。こちらはセミダブルサイズのベッドが2台入っています。

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バスルームはシャワーブースのみで、タブはありません。

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おまけ情報ですが、私たちは有料でエアコンを使うことにしました。全ての部屋の天井に扇風機がありますが、エアコンを申し込んでおいて大正解でした。カイルア・コナはホノルルに比べて暑く、私達の滞在中は33度くらいまで気温が上がり、また湿度が高かったので、エアコンが無かったら快適に過ごすのは難しかったと思います。チェックインの際にエアコンを申し込むと、エアコンのスイッチを入れるための鍵をくれます。これを壁のスイッチに入れて、オンにセットするとエアコンが稼働します。

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また、セーフティボックスはお部屋に入っていました。貴重品はここに入れて安心して外出ができました。

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リゾートの案内はこれ位にして、ここからは今回のハワイ島滞在でのメインイベント、溶岩ウォッチハイキングについて書きます。
過去にハワイ島ではキラウエア火山からの溶岩流が海に達することがあり、道や家屋を飲み込みました。一旦止まった溶岩流ですが、今年の5月から再開し7月6日に海岸に達しました。
海に溶岩が流れ込むところを、何と自分の目で見ることができるというので、行ってきました。場所はハワイ島南部、ハワイ火山国立公園内に位置しています。


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溶岩流はいつ止まるか分からないとのことです。その日、その日で状況が違うので、溶岩流を見に行く場合は、出発前に確認をする必要があります。私達が訪ねた頃に比べると、現在は流れている幅は狭くなって来ているようです。

●赤い所が溶岩流が流れている部分です。
2016年8月19日の溶岩流

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2016年9月1日の溶岩流

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事前に下調べをして、以下の物を持参しました。
• 飲み水(私達は3人で約4リットル持って行きました。昼間の場合はもっと持って行った方がいいでしょう)
• 長袖・長ズボン(夫は半袖・長ズボン、子供は半袖半ズボンとバラバラでしたが、女性は日焼けや万が一の転倒のことも考慮すると、長袖・長ズボンが良いかもしれませんね)
• スニーカー等の運動靴 (サンダルやゴム草履では、溶岩の上を歩く際にやはり足元がおぼつかなくなります)
• 手袋 (無くても大丈夫ですが、手袋をしていると溶岩に手を付いても痛くないので安心です。私も溶岩の上を歩いている際に2回ほど手を付きました)
• 日焼け止め
• 懐中電灯 (日没後に戻ってくる場合は、必須です)
• 軽食 (私達は持って行きませんでしたが、ハワイ火山国立公園はお薦めしています)

夜間に行くと溶岩流が赤くよく見えるということで、ちょうど日没時に溶岩流に到着するように、午後4時半頃に出発しました。
ハイキング出発前にハワイ火山国立公園のビジターセンターに立ち寄り、レンジャーの方に当日の状況を確認しました。火口近辺では雨が降っていましたけれど、海岸の方は降っていないとのこと、また溶岩も流れているとのことでした。また装備について念を押されました。
溶岩流が海に流れ込んでいる場所への行き方は2つあり:
• Chain of Craters Roadと云うハワイ火山国立公園内の道を溶岩流西側の行き止まりまで車で行き、そこから歩く行き方。こちらはハワイ火山国立公園内のハイキングの開始場所にレンジャーの詰め所があり、24時間出入り可能
• もう一方は、Hiloを通過し溶岩流の反対側、Kalapana地域より歩く行き方。こちらは国立公園外で、車を停められる場所への入場は午後8時まで、午後10時にはゲート閉鎖

どちらからもハイキングの距離は往復約13km(8マイル)です。私達は、国立公園内でレンジャーの方が居ることと、24時間出入りができるというので、西側からハイキングを始めることにしました。
ハイキングのスタート地点にはこのようなゲートがあり、道はまだ舗装されています。

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舗装道路は過去の溶岩流で覆われてしまい、長い間閉鎖されていました。、今はこのような砂利道に整備されています。道の両側は溶岩が続きます。溶岩の上をずーっと歩くのかと思って少し不安でしたので、整備されていて本当に安心しました。夕方とは言え、日差しは強く暑かったですが、海からの強い風に吹かれて、暑さはそんなには感じませんでした。

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1マイル毎にこのような小さな標識があり、「次の標識はまだか」とそれを思いながら歩き続けました。これは3マイル目の標識です。「あと1マイル!!!」と元気が出ました。

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溶岩流が海に流れ込んでいる地点に近づくと、まだ溶岩流その物は見えないですが、熱風が吹き付けてきました。溶岩流が海に流れ込む地点についての注意書きがあります。危険が伴うため、波打ち際近くまでは行かないように、と書かれています。

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そして、ハイキング道の最終点がここです。道の先をこの瞬間も溶岩が流れていました。ここまで来ると、溶岩からの熱気をすごく感じます。まるでサウナに入っているようです。

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近くで見るとこんな感じです。安全第一の日本では考えられないことですが、柵やロープで立ち入り禁止区域が設定されていません。誰でも溶岩のすぐ近くまで行って見て、またその熱を感じることができます。極端な話、触ることもできます (当然素手で触る訳ではありませんが!!!)。レンジャー達が整理をしなくても、見学に来ている人達は自主的に常識的な範囲で見学をしていました。当たり前なことですが、誰もやけどをしたくはありません。一方的に立ち入り制限等をしなくても、問題は起こっていませんでした。
近くで溶岩が流れているのを見ると、子供っぽい表現ですが、「かっこいい」「すごーい」と言いたくなってしまいます。地球は行きているんだ、と思わされました。

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溶岩流が海に流れ込む所を見るために、道から溶岩の上を歩き、海岸線まで進みます。最近流れた溶岩が固まった上を歩くので、表面の溶岩が崩れて滑りやすく、足元は安定していません。また、新しく固まったばかりの溶岩の場合、表面は固まっていてもその下はまだ熱い溶岩があることもあり、表面が崩れて落ち込んでしまい、大怪我をしたり、命に関わる事故が起きているそうです。十分な注意が必要です。多少の高低差がある部分も歩かなければなりません。歩いている横では、溶岩が流れています。

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道より溶岩の上を100メートル程進むと、海に流れ込んでいる所を見下ろせる場所に出ます。直線距離で海岸までは100m程はあると思いますが、溶岩が海に流れ込むことで発生している大量の水蒸気やガスで、前がよく見えません。また、二酸化硫黄ガスや空気中に細かな溶岩のかけらが飛んでいるので、すぐに目や鼻、喉が痛くなって来ました。呼吸器系や心臓の病気がある方は、側まで行くのは止めた方が懸命でしょう。
ここまで来て、海に流れ込む溶岩を見ていると、こうして地球は太古の昔から息づき、そして陸地の始まりがここにあるのだ、と感慨深い物がありました。もしも、時間と体調に問題が無いのであれば、是非一度は行ってみてはいかがでしょうか。

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今回のハワイ島旅行で感じたことは、やはりハワイ島はビッグアイランドと呼ばれるだけあって、「大きい島だ」ということです。例えば、コナから溶岩流のハイキング スタート地点まで、片道200km弱です。島の反対側ヒロへも片道100km以上の道のりです。朝出かけると、夕方~夜まで帰って来られませんでした。どこへ出かけるにしても時間に余裕を持って、1日に1箇所くらいのペースで回るのがベストですね。
タイムシェアで1週間滞在すれば、ゆっくりとハワイ島の魅力を確認することができますね。オアフ島には無い、壮大な自然を感じる旅に、皆さんも行ってみませんか。

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