ヒルトンの価格が上がってきた3つの理由
ヒルトンのタイムシェアリセール価格が上昇してきました。今回はその3つの理由をご説明したいと思います。株や一般の不動産にも値動きがあるように、ハワイのタイムシェアリセール価格も変動があります。市場規模が小さいだけに動きが早い場合がありますので、ご参考にして頂けたら幸いです。また、ハワイの一般不動産の値動きとは全く別の動きをするのも特徴です。
底値から脱出
トランプ大統領が就任した後、円とドルの為替レートが円安に進みました。ちょうどその後にオーナー様宛てに年間管理費請求が届いたということもあり、昨年の年末から新規売り出し物件が多く出ました。合わせて昨年から売出ししていたオーナー様が、中々売れない状況で一気に値下げする人も年明け目立ちました。そう言った意味でヒルトンのタイムシェアリセール物件は底値に対する買いが多く入るようになりました。
また、物件により異なりますが、ヒルトンの場合には、これ以上物件価格が安くなる可能性は年内少ないと思われます。
第一先取特権の積極行使
更に、2017年に入ってからヒルトンが第一先取特権「Right of First Refusal、通称ROFR」を積極的に行使し始めました。これは1月にヒルトンホテルから独立して株式を上場したことも関連しているかもしれません。手持ち資金に余裕が出たこともあり、安い物件の売買取引の場合には、ヒルトンが買い取るケースが出始めました。この買い取りが始まると相場は上昇します。ですから、今変えているお客様は、かなり良い価格での買物といえます。
為替の影響
上記2点に加えて、円とドルの為替相場が円高気味になって入ることもあり、この1ヶ月で買いの勢いが増しています。今後も急激なドル安にならない限り、比較的買いの動きが強くなると予想されます。また、最近は日米でドル預金口座をお持ちの方も増えました。ここぞというレートで事前にドルに資金を移しておくことで為替のリスクを少なく購入する人が増えています。
いずれにしても、まだまだヒルトンのリセール価格はディズニーなどと比較して「買い」の相場と言えるでしょう。売主様の為にもディズニーのように定価の半値くらいまで上昇して欲しいと思っています。相場等に関して質問がありましたらお気軽にご連絡頂ければと思います。
くじら倶楽部
中山孝志