ヒルトンでアップグレードをする時の4つの注意点 (その2)
こんにちは。前回に続き、「ヒルトンでアップグレードをする時の注意点、その2」です。
3. 管理費の節約だけを考えた視点になっていないか?
アップグレードを行なう費用は幾らになりますでしょうか?年間の管理費を節約するために数百万円の追加購入費用を払うという計算が、実際にトータルの計算で得なのかを冷静に考えてみることをお勧めします。多くのメンバー様が子供たちに権利を継承せずに物件を売しています。現在、売却中のオーナー様は、タイムシェアを所有していた平均期間がおおよそ10年ほどです。
もしかしたら、自分たちも10年前後でタイムシェアを売却するようになるかもしれません。その場合に、管理費で節約出来る金額以上にアップグレードでの追加購入費用を払うという場合が考えられます。例えば、管理費の差額が$600で、アップグレードの支払い費用が$25,000だと仮定します。そうすると、元が取れるには約41年の期間が必要となります。前回お伝えした、「ワイキキでのホーム予約の確保」が益々重要であるという点と合わせてご判断下さい。
4. 将来再度アップグレードを必要とする可能性があるか?
もう一つ、とても重要な点があります。それは、アップグレードする物件が再度将来的にアップグレード可能な物件かどうかという点です。最近のヒルトンの開発手法は投資家などの資金を活用して物件開発をしているため「アップグレードの下取り不可」の物件があります。そうなるとその物件から他の物件に権利を変えるには一度売却してからの買い直しが必要となります。
先日も、子供の夏休みに合わせて夏の固定週31週にアップグレードしたが、その物件が再度アップグレードしたり下取りすることが出来ない物件であることが分かりアップグレードを再検討した客様がいました。
理由は子供との旅行も重要だが、どちらかと言うとリタイヤ後にタイムシェアを活用して楽しみたいという考えがあり、固定週を長期的に持ち続けるのは不便だという見方によるものでした。また、誤解のないようにご案内したいと思いますがヒルトンでのアップグレードした方が良い方も沢山いらっしゃいます。
特にエリートメンバーでの昇格を目指している方や長期的な利用方法が、そのアップグレードによりメリットを得られる場合も多いと思います。何れにしても、よく検証してから判断されることをお勧め致します。