【タイムシェア ランキング!】タイムシェア2020年の傾向と今後の見通し
こちらの記事では、ハワイのタイムシェア売買に関する2020年の傾向を解説し、2021年のタイムシェアリセール市場の見通しをお伝えしたいと思います。
2020年のマーケット傾向
2020年3月に始まった新型コロナウィルスの影響は、ハワイの観光マーケットに大きな打撃を与えました。皆さんがご存知のように、ハワイに日本からの観光客が全く入らないとい状況が暫く続き、合わせてハワイの観光マーケットそのものが低迷しました。タイムシェアのリセール市場も合わせて低迷しており、取引き価格が大幅に下がっている状況です。そのような中で、安く売ろうとせずにマーケットが回復するまでじっくり構えるオーナー様と、少しでも早く売却したいと考えるオーナー様に分かれている様子です。
2020年1月時点の第一先取特権の行使について
ヒルトンやアウラニ等、一部のリゾート会社においては、開発会社が持っている「第一先取り特権」が行使されていない現状です。つまり、従来ヒルトン及びマリオットであれば正規価格の3分の1以下、ディズニーのアウラニに関しては半額以下では買うことが出来なかった状態から、価格に関係なく安くても購入できるようになっているということです。このようなことから、現在は完全な買い手市場と言えます。尚、マリオットは一部の物件タイプにおいて、第一先取特権を行使し始めました。ヒルトンやアウラニもいつ権利を行使し始めるか分からないというのが正直なところです。
売却を検討しているオーナー様や売主様へのアドバイス
買い手市場の現状においては、可能であれば売主様にとっては焦らずじっくりマーケットの回復を待つのが得策かと思います。市場規模が小さいため、マーケットが回復すればリセール市場の価格上昇も一般不動産よりも早いと予想します。ヒルトンでは、日本でのポイントを利用できる施設や、航空会社のマイレージに変更するオプションも用意されています。
2020年のタイムシェア物件平均価格
コロナ渦において、お値打ちな価格のタイムシェアのリセール物件が増えましたが、2020年のタイムシェアリセール物件の平均成約価格は$16,090で、前年の2019年と比べると8%上がっています。これはどういうことかと言いますと、タイムシェアのペントハウスやオーシャンフロントなど、高額物件においてもお値打ち価格の物件が増えたため、販売価格の平均金額が上がったという背景があります。
2021年 マーケットの見通し
タイムシェア業界はホテル会社と違い稼働率が低くても年間の物件管理手数料収入には影響がないという、不況に強いビジネスモデルになっています。そのため歴史的にタイムシェアビジネスは、不況後に新規開発物件が増え成長してきた経緯があります。コロナの収束により、マーケットが回復すればリセール市場の価格もコロナ前の価格に戻る見込みです。タイムシェアのリセール市場は規模が小さいため、一般不動産よりも価格の回復も早いと予想しています。ただし、コロナの収束のタイミングが読めないのが現状です。コロナの予防接種や特効薬が浸透すれば、2021年度中に収束するか、或いは長期化するのか、分析や予測は様々な見方があると考えられます。
タイムシェア人気ランキング TOP5
2020年のTop5
2020年の日本人に最も人気のあった物件Top5はこちらの通りです。
第1位 グランドワイキキアン(ヒルトン)
第2位 ラグーンタワー(ヒルトン)
第3位 アウラニ(ディズニー)
第4位 グランドアイランダー(ヒルトン)
第5位 ホクラニ(ヒルトン)
2019年のTop5
参考までに2019年のTop5も記載いたします。
第1位 グランドワイキキアン(ヒルトン)
第2位 アウラニ(ディズニー)
第3位 ラグーンタワー(ヒルトン)
第4位 ホクラニ(ヒルトン)
第5位 コオリナビーチクラブ(マリオット)
タイムシェアの物件タイプ人気ランキング Top3
2020年 人気の間取り Top3
家族旅行での利用が多いため、2LDKの物件タイプがとても人気で、次に1LDKが人気でした。
第1位 2LDK
第2位 1LDK
第3位 3LDK
2020年 人気のビュー Top3
海が見えるお部屋タイプが人気でした。
第1位 オーシャンビュー
第2位 ペントハウス
第3位 パーシャルオーシャンビュー
2020年 人気の利用年
毎年物件が非常に人気で、隔年物件は毎年物件の半分ほどの人気です。
第1位 毎年
第2位 隔年(奇数年・偶数年)
2020年 人気のシーズン
プラチナ物件がダントツ1位で、ゴールドとプラチナの比率は1:20です。繁忙期にワイキキのヒルトンに滞在したい方にはプラチナ物件が不動の人気です。
第1位 プラチナ
第2位 ゴールド
まとめ
2020年春に始まったコロナの影響でハワイの観光マーケットは大きな打撃を受けました。タイムシェアのリセール市場も低迷しており、売買価格が下がっている状況です。リゾート会社の第一先取特権行使によりタイムシェアのリセール物件価格の上昇の可能性を秘めつつも、現時点では買い手市場であるために、タイムシェアを買うなら、底値であろう「今」が買い時であると言えます。