話題のグランドアイランダー
グランドアイランダーのペントハウスを見てきました。地元の新聞でも取り上げられ、何かと話題に上がっています。
1. 418ユニットはワイキキ最大のタイムシェアです
1~3ベッドルームからなる部屋が混在する全418ユニットのこの建物は、ホノルルの会社「G70」が建築し、南カリフォルニアが拠点の「インディデザイン」がインテリアデザインを担当しました。
【メディアで紹介されたグランドアイランダーの写真はこちらです】
ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスの子会社、ヒルトン・グランドバケーションズの社長兼CEOのマーク・ワン氏は、グランドアイランダーはハワイ旅行のリピーターを増やし、ハワイの観光に貢献するだろうとインタビューに答えたそうです。
この角度ならば夜の夜景もしっかり見えます
2. 新しく2万人のオーナーが誕生です
マーク・ワン社長は、パシフィック・ビジネスニュースには、次のように語っています。
「食事や買い物、エンターテイメントに数百万ドルの消費をもたらす2万人以上の新規タイムシェアオーナー、リピーター訪問者をヒルトンは誕生させました。しかも彼らには部屋を所有することで、またハワイに戻ってくる理由ができたので、ハワイ州がお金をかけて観光客を集める必要のない客層です。」
確かに、部屋を所有したらかなりの確率でリピーターになりますね・・・。
3. グランドアイランダーは、抜群の経済効果
ハワイ観光局の社長兼CEOであるジョージ・シゲティー氏も、2016年のタイムシェア占有率はホテル占有率よりも10パーセントポイント高かったことを例にあげ、グランドアイランダーがハワイの観光事業を促進すると期待しています。
また、シゲティー氏は、「グランドアイランダーはタイムシェア市場に新たに418ユニットを投入した華々しい物件です。ハワイ観光業界への吉報です」と評価しています。
モンキーポッドの一枚板のテーブルやカウンターや、美術品で飾られた空間全体に広がるハワイを演出するこの物件を、シゲティー氏は「さりげない贅沢」と評価しています。販売価格は、$40,000~$400,000と幅がありますが、多くの既存オーナーさんが買い替えをされています。
4. 日本人比率はなんと46%
マーク・ワング社長からのコメント:
去年のHGVのハワイのタイムシェア占有率は90%でした。そのうちの46%が日本からの滞在者で、45%がアメリカ本土から、そして9%がその他の外国からの旅行者でした。
アメリカは西部からの観光者がほとんどで、HGVはそれぞれの滞在者のニーズを考えています。たとえば日本からの滞在者にはダブルベッドが二つの部屋が人気ですが、アメリカ人はキングサイズのベッドを好みます。
マーケティングの天才と評価されているマーク・ワング社長は、これからもタイムシェアの販売を順調に進めると思われます。
今年1月に「ヒルトン・グランドバケーションズ」と「パークホテルズ&リゾーツ」は「ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス」から分離して上場しました。これにより、パークホテルズが物件を開発して、グランドバケーションが販売するという連携が更に明確に、そして強化されました。
その昔、小生がラグーンタワーを販売していた2000年に、「何あがあっても販売の速度を落としてはならない。Salesは会社のエンジンだ!」と言っていたのを思い出します。スケールメリットを出すことが、サービスのより良い向上を実現するという考えに基づいています。 今後の展開が楽しみです。