アメリカで一番住みやすい都市ホノルル: イギリスの週刊新聞「エコノミスト」
私がお手伝いさせていただいている、NPOハワイシニアライフ協会のメンバーさんでも、日本とハワイの双方に家を持つ、「2居住生活者」が増えていいます。ハワイは物価が高いという人もいますが、世界的にみるとやはり人気の場所です。
今回は、ハワイが名誉ある評価をいただいた記事のご紹介です。
イギリスの週刊新聞「エコノミスト」の調査部門が毎年更新する世界の都市の住みやすさ番付で、ホノルルがアメリカで最も住みやすい都市に選ばれました。
「エコノミスト」の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」は、安定性、医療、文化/環境、教育、インフラの5つの大まかな部門に、30以上の要因を照らし合わせて数値を算出し、世界で最も居住に適した都市のリストを毎年発表しています。
例えば、ロンドン、パリやニューヨーク、そして東京は、文化やエンターテイメントの環境面では高得点をだしていますが、犯罪率の高さや、街や公共機関の混雑の問題から、住みやすい都市には選ばれていません。
最新の年次報告書によると、ホノルルは全米で一番、そして世界で17番目に住みやすい都市にランクインしました。アメリカでは他にボストンが34位、ワシントンDCが30位で世界の都市にランク入りしています。
人種差別に抗議するデモやトランプ大統領の政策に関連する市民の不安の高まり、個人の安全を脅かすテロに関連する暴力、そして銃乱射事件の増加なども要因となって、アメリカの数々の都市は前年から順位を落としています。
今年の報告書によると、豊かな国で、どちらかというと人口の密集していない中規模都市が高順位に入る傾向が強いそうです。これらの都市では、インフラに負担をかけたり犯罪率を上げることなく、様々なイベントやアクティビティーを楽しむことができるからです。
世界で最も住みやすい都市は7年連続でオーストラリアのメルボルンでした。続いてオーストリアのウィーンが2位、カナダのバンクーバーが3位となりました。
トップ10の4位以降は順に、カナダのトロント、同じくカルガリー、オーストラリアのアデレード、同じくパース、ニュージーランドのオークランド、フィンランドのヘルシンキ、ドイツのハンブルグでした。
オーストラリアとカナダのそれぞれ3都市がトップ10にランク入りしています。
ぜひ、多くの方にハワイの良さを知って頂きたいと思います。移住や2居住生活の相談を受けることもありますが、ぜひ、まずは情報を良く集めることが成功の鍵かと思います。
くじら倶楽部
中山孝志