この紙幣、どこから来て、どこへ行くの?
先日、もらったおつりがいつもと様子が違うことに気がつきました。
よく見てみると、赤色のスタンプがついていて、「Track This Bill」(この紙幣を追跡してください)と書かれています。
そして、何かのウェブサイトのURLも書かれていました。
気になったので調べてみました。
一人の男性の好奇心から始まったお金の追跡プロジェクト
紙幣に書かれていたウェブサイト「Where’s George?」に行ってみると、Hank Eskinさんが開設したウェブサイトで、お金の行方を追跡するサイトであることが分かりました。
もともと、Hankさんが、自分が手にした紙幣がどこから来て、どこへ行くのか気になったことから、このプロジェクトをはじめたそうです。
ちなみに「George」は1ドル紙幣の愛称です。1ドル紙幣に「ジョージワシントン」(アメリカ合衆国初代大統領)の顔が印刷されているため、そう呼ばれています。
私がおつりでもらったのは5ドル紙幣でしたが、現在は、1ドル紙幣だけではなく、すべての紙幣で追跡をしているようです。
日本ですと紙幣に落書きなどをするのは違法行為となっていたので、気になって調べてみたところ、米国でもそれは違法行為とのことです。ただし、「Where’s George」のスタンプは違法行為に該当しないとのことです。
紙幣の追跡方法
自分が手にしたこの5ドル紙幣がどこから来たのか気になったので、追跡してみることにしました。
追跡方法は、「Where is George(https://www.wheresgeorge.com/)のトップページにある、「I found a Where’s George? Bill, and I want to see where it has been」(見つけたWhere’s Georgeの紙幣がどこから来たか知りたい)をクリックしてください。
次の画面では、紙幣を特定するために、紙幣のシリアルナンバーを入力します。
1.「Please enter the Serial Number」の下の空欄にお札のシリアル番号を入力。
2.「I have this bill right now」は「Yes」を選択。
3.「My Current Zip Code」には、現在いる場所のZip Code(郵便番号)入力。※ワイキキは96815です。
※基本的に、アメリカまたはカナダの郵便番号のみ入力できますが、もし、日本に戻ってしまったあとの場合は、「International Visitors」をクリックします。
新しい画面でまず国を選択する画面にて「Japan」を選択すると日本の679都市から選ぶことができます。都市を選ぶと、オリジナルの。
4.「Continue⇒」をクリック。
しばらくすると入力した内容と紙幣の情報が表示されます。
5.記入欄にどこでこの紙幣を見つけたかを簡単に入力し、Finishをクリック
気になる結果は...
2014年11月20日に登録されてから、今回までに誰にも追跡されていなかったようです。
ちょっと拍子抜けしてしまいましたが、追跡結果には、エントリーされた日時、場所、前回からどれくらいの時間が経っているか、そしてどれだけ離れているかが分かります。
地元の知人の話ですと、この追跡のスタンプが付いている紙幣は結構あるようです。
ご旅行中にもし「Where’s George」のスタンプがついた紙幣を手に入れたら、是非追跡してみてください。
Where’s George