そうだったの?意外と知らないハワイの交通ルール
先日(7月12日)、ホノルル市議会にて ある法案が可決されました。
それは、「横断歩道を渡る際にスマートフォンなどの電子機器を使用することを禁止する」法案です。
まだ実施されていませんが、ホノルル市長が署名をすれば90日後に法制化されるとのことです。
国が違えば細かい交通ルールが異なります。特にハワイではレンタカーを借りる方も多いので、ハワイの交通ルールを把握する必要があります。
そこで、今日は、意外と知らないハワイの交通ルール(車と歩行者)についてまとめてみました。
赤信号でも右折可能!?
ハワイは日本と逆の右側通行です。
そのため、左折をする際に反対車線を横切って大きく曲がります。
つまり右折は小さく曲がります。
日本では赤信号の時に、左折、右折することはできませんが、ハワイでは赤信号でも右折しても良いです。
特に右折の制限を示す標識がなければ、赤信号になっていても、一旦停止して安全確認し、車や歩行者がいなければそのまま曲がっても大丈夫です。
ただし、標識の下に「NO RIGHT TURN ON RED」(赤信号のときは右折禁止)と書かれた標識がある場合には右折できません。
この標識もいくつか種類があり、同じ文字が書いてあっても「NO RIGHT TURN ON RED EXCEPT FROM RIGHT LANE」(赤信号のときは右折禁止 ただし右車線は右折可)の標識の場合は右折できます。
信号の無い交差点にある「All Way」の標識の意味
信号の無い交差点で「Stop」サインの下に、「All Way」、「4-Way」といった標識を見ます。
この標識の意味は、「最初に交差点で一時停止した車に優先権がある」です。
信号が無い交差点で複数の車が出会ったときに、だれが先に進んでいいか迷ってしまいますが、基本的にこの標識がある場合には初めに一時停止した人がはじめに次の行動に出ていいということになります。
どちらが先に付いたか微妙な場合は、基本的には右側の車に優先権があります。
停車中のスクールバスは追い越し禁止!
ドライブ中、黄色いスクールバスを見かけることがあります。
このスクールバスが停車している場合は要注意です。
子供たちの乗り降りのために停車しているスクールバスは追い越すことが禁止されています。
バスのかげから子供が急に飛び出してきて事故になってしまうことを避けるためです。
そのため、停車中のバスがいた場合は、そのまま後ろで、スクールバスが発車するのを待つ必要があります。
歩行者厳守の交通ルール
特に日本の方がハワイで知らずに違反してしまい罰金$130も課せられてしまうケースが非常に多いので紹介します。
横断歩道以外の場所で道路を横断することは日本でも禁止されていますが、ハワイはより厳しいです。
Jaywalking(ジェイウォーキング)と呼ばれ、ワイキキなどでつい横断歩道のないところで道路を横断してしまい、警察官に捕まってしまう方が多いので注意してください。
そして、冒頭に少しお話した「歩きスマホ」への罰則。
施工されると横断歩道を渡っている際に「歩きスマホ」をすると、罰金$15から$99になります。
違反の回数によって異なるとのことです。
ヘッドフォンやイヤフォンをつけて音楽を聴きながらの横断は違法にはなりません。※まだ実施されていません。2017年7月18日現在。
交通ルールが日本と異なりますので、レンタカーをする場合には事前にルールの確認をして、正しく、楽しいハワイの滞在にしてください。