東京での個別相談会でタイムシェアをお勧めしなかった3つの理由
夏休みにサマースクールで4週間滞在したいという希望の方に、タイムシェアは向きませんとアドバイスさせて頂いた話です。
このお客様は、ヒルトンの12600ポイントを利用して、カリアタワーかラグーンタワーの1BRのガーデンビュー(4800ポイント)の部屋に3週間近く泊まりたいというお考えでした。
最近、人気が出てきているサマースクールで、お子さんとお母さんが1ヶ月ほど夏休みの7月、8月に長期滞在したいというケースです。但し、以下の3つの理由からタイムシェアをお勧めしないとアドバイスさせて頂きました。
1. 夏休みは固定週のメンバーで早が既に埋まっている
ヒルトンに関しては、日本の夏休み中は約半分の部屋が固定週という予約保証タイプの権利で販売されています。週で言うと、29週から33週まではワイキキの物件においては、固定週のメンバーが自動的に部屋を確保している状況になります。もし、毎年夏休みにヒルトンのタイムシェアで滞在するのであれば、やはり固定週を購入すべきです。
2. ポイント的には、3週間近く宿泊可能であるが、クラブ予約では夏休み中とるのは大変
さらに、12600ポイントを所有している人が4800ポイントの1BRに予約するには、クラブ予約までまってから予約する必要があります。ラグーンタワーとカリアタワーは9ヶ月前から、ホクラニは6ヶ月前からクラブ予約となります。但し、この夏休みの時期には既に予約がいっぱいになっていますので、実際に部屋を予約することはかなり難しい状況と言えます。
もし、まなりマメに予約サイトを確認している人であれば、キャンセルで出てきた部屋を抑えることは可能ですが、かなり努力が必要となります。もし、リタイヤされた方や、旅行の時期が侍従に選べる方であれば、12600ないしそれ以上のポイントを活用して、クラブ予約で部屋を長期間取る方法も可能ですが、夏休み中は不可能と思って頂いた方がよいでしょう。
3. 3口、4口所有する方法もあるが、管理費のことを考えるとあまり経済的ではない
また、ホーム予約で夏休みを取るという方法で、3口または4口、1BRを所有する方法も考えられますが、今回のお客様の場合、1ヶ月の滞在が希望でしたので、4口分となりますと、ラグーンタワーの2016年度の管理費レートで、$4950(為替にもよりますが約日本円で50万円)掛かりますので、バケーションレンタルで良い部屋を借りるほうが得策です。
このように、今回はタイムシェアをお勧めしないという相談結果となりました。少しでも、タイムシェアを購入する際にプラスになればと思い皆さんと情報を共有させて頂きました。
ただ、毎年1ヶ月から2ヶ月ほどのハワイ滞在をされている中でも、上手にバケーションレンタルとタイムシェアを組み合わせている方もいます。2BRのラグーンタワやグランドワイキキアンをお持ちになり、最後の1週間はヒルトンでご主人様と一緒に豪華に過ごすという方もかなりいらっしゃいますので、活用次第かと思います。
くじら倶楽部
中山孝志