ヒルトンタイムシェア、お正月週・お盆週など固定週の4つの注意点
今回は、前回のヒルトンタイムシェア、固定週のメリットに続き、固定週の欠点をご説明したいと思います。くじら倶楽部では、後悔しないためにもタイムシェアの長所だけでなく、欠点や使いづらさも含めて事前にご理解いただいてからご決断頂いています。
固定週について
欠点と言ってもヒルトン タイムシェアの固定週は大人気です。現在、ハワイのオアフ島には、ラグーンタワー、カリアタワー、グランド・ワイキキアン、ホクラニ、そしてグランド・アイランダーと5つのヒルトンタイムシェア物件があります。こちら5つの建物の中で、夏休み中は約半数の部屋が夏の固定週(29週から34週)として販売され、クリスマスの51週とお正月週の52週は全室が固定週として販売されています。
オアフ島5つのヒルトンのタイムシェアリゾートの固定週部屋総数は約1100室ほどになりますので、合計すると約5000人ほどのメンバーさんが、この固定週を活用し部屋が確保されている形で利用している訳です。ヒルトンの固定週をお持ちの方は満足度も高く、リセールの中古市場には売りに出る物件が多くはございません。ただ、希望する物件と固定週があればお得で良い買い物ができます。
さて、今回は、ヒルトンタイムシェア固定週の3つの欠点をご案内します。購入を検討される前に良く理解してからご判断下さい。
(こちらの記事は2024年4月10日に更新しました。)
固定週の注意点その1 土曜チェックインで土曜日チェックアウト
ヒルトンの固定週は土曜日チェックインと決まっています(アイランダーは金曜日チェックイン)。ヒルトンのクラブ・カレンダーというものがあり、毎年何日がチェックイン日になるか分かるようになっています。2025年はお盆週に当たる第32週は8月9日チェックインから8月16日チェックアウトの7日間、2026年は、8月8日チェックインから8月15日チェックアウトです。いずれもの土曜日チェックイン、土曜日チェックアウトの1週間になります。年によっては、ヒルトンのカレンダーが日本のお盆休みにピッタリ当てはまるとは限りません。
これはお正月週と言われる第52週のイベント週にも言えることで、毎年チェックイン日が異なる7日間となります。ハワイのオアフ島のラグーンタワー、カリアタワー、グランド・ワイキキアン、そしてホクラニの4つの物件は土曜日チェックインですが、グランドアイランダーのみ、金曜日チェックインとなっております。
土曜日チェックインのリゾート: ラグーン、カリアタワー、ワイキキアン、ホクラニ
金曜日チェックインのリゾート: グランドアイランダー
ヒルトンの2024年から2026年までの週カレンダー
固定週の注意点その2 ワイキキアンとアイランダーのペントハウス以外は、部屋番号の指定無し
ヒルトンの場合、グランド・ワイキキアンとアイランダーのペントハウスや、一部の部屋を除いて、ほとんどの固定週は、部屋番号が同じになりません。毎年泊まる週と部屋番号までが同じタイプを「固定週固定ユニット」と言いますが、基本的にはグランド・ワイキキアンやグランド・アイランダーのペントハウスのみとなります。
ラグーンタワー、カリアタワー、ホクラニ、そしてグランドワイキキアンのペントハウス以外の部屋は、単なる固定週であり、部屋番号までの指定はありません。チェクインの際には、必ず同じカテゴリーになりますが、多少部屋の向きや景色に差がありますので、事前に理解してからヒルトンの固定週物件を検討されるようにしましょう。
固定週の注意点その3 部屋数に限りがあるため、リセールでは数多く出回らない。
通常どの夏休みの固定週やお正月週であっても、人気が非常に高く在庫が少ない場合が多いため、希望するユニットや固定週が売り切れになっている場合が多いのが現状です。
仕事の関係でお正月やお盆しか休めない方、逆にお盆をずらした夏休み中が良い方など、希望の時期は様々です。固定される時期が合わないと使いづらくなってしまいます。
但し、半額以下で買えることが多いリセール市場での固定週の場合、数には限りがあるので、良い出物があったら積極的に検討するのも良いと思います。
固定週の注意点その4 クラブ予約するには固定週の利用権利をタイムリーにキャンセルする必要がある
固定週の週に滞在しない年は、固定週の利用権利をキャンセルしてクラブ予約をする必要があります。ここで注意したいのが、キャンセルするタイミングです。
キャンセルポリシーは都度変化しているので、詳しいポリシーについては省略いたしますが、チェックインからある一定の期間以前にキャンセルしておかないと、キャンセルのルールに沿ってペナルティが発生します(例:ポイントの半減、ポイントの消滅など)。
<固定週の欠点> まとめ
固定週は土曜日チェックイン、土曜日チェックアウトです(グランドアイランダーは金曜イン、金曜アウト)。日付はヒルトンのクラブ・カレンダーで確認。毎年日付が変動し、お盆休みや冬休みにぴったり当てはまらないこともあります。
ラグーンタワー、カリアタワー、ホクラニ、そしてグランドワイキキアンのペントハウス以外の部屋は、単なる固定週であり、部屋番号までの指定がありませんので、お部屋の向きや景色に差が多少あります。
また、固定週はハイシーズンのため、人気が非常に高くリセール市場での在庫が少ない場合が多いです。
以上の点をふまえ、ヒルトンの固定週をご検討いただければと思います。リセールの場合、ご依頼頂ければ希望の物件を探すことも可能ですので、宜しければ自分が固定週に向いているかどうかも含めてお気軽にお問い合わせ下さい。