ヒルトンの第一先取り特権
今日は、リゾート会社が有する「第一先取り特権」について
ご説明します。
ヒルトン、マリオット、スターウッド、ウィンダムと言った
アメリカのリゾート会社は、「第一先取り特権」という
権利を有しています。
日本のリゾートや不動産の世界では馴染みがないかも
しれませんが、分かりやすく説明すると、「リゾート会社が
優先的にリゾートを市場で買い取る権利」を有していると
ご理解ください。
通常、タイムシェアのリセールでは、買い手と売り手の
交渉がまとまると、売買契約書を取り交わしそれを
エスクローという「司法書士」に該当する会社に送ります。
そして、そのエスクローからリゾート会社に売買の
許可を得る流れになっています。
その際に、あまり価格が低いとヒルトンなどのリゾート
会社が買い手となり、物件を持っていくという流れです。
分かりやすく言うと、リゾート会社の「先買い権」です。
3年ほど前にヒルトンが積極的にこの先買い権を行使して
市場から物件を集めた時期があります。
なんと、今月に入り既に弊社のお客様で3件のお客様が
ヒルトンに物件を取られてしまいました。
ある見方をすると、今後リセール市場の相場が上がる可能性も
あります。
ただし、リセール市場の価格は、需要と供給のバランスで
決まりますので、今後売り出し物件がどの程度市場に出てくるかで
価格に影響を与えると思われます。
タイムシェアをお持ちの方は今が売り時なのか、或はご購入を
検討の方は買い時なのか判断に迷うかもしれません。
正直、物件と値段によっても異なります。
もし、具体的に検討をされたい場合には、ぜひ、くじら倶楽部に
ご連絡下さい。
お客様にとって一番良いアドバイスを差し上げたいと思います。
くじら倶楽部 代表 中山孝志