沖縄・瀬底のヒルトンへアップグレードをする前に検討すべき3つのこと
今回は、ヒルトンのタイムシェアオーナー様向けに、沖縄の瀬底島の物件「ザ・ビーチリゾート瀬底byヒルトンクラブ」へのアップグレードに関するお話です。アップグレードする時の判断基準など、3つの視点から検証してみたいと思います。ヒルトンオーナーの皆さまにとって良い判断を行っていただく一助になれば幸いです。
目次
(ご注意)2022年12月現在、リセール物件のポイントはヒルトンオナーズへの移行が可能ですが、予告なく変更になり得る事、ご理解・ご了承のほどお願い申し上げます。
瀬底のヒルトンタイムシェアの使い勝手と評価
ヒルトン・グランド・バケーションズの日本国内第2号目のプロジェクトとして、沖縄の瀬底で「ザ・ビーチリゾート瀬底」が開発されました。日本国内で元々人気のある沖縄という場所と、コロナの影響でハワイに行けないタイミングが重なり、瀬底へのアップグレードが人気だと聞いています。もちろん、リゾート自体の高い評価があり、現在の人気につながっていることは間違いありません。
「ザ・ビーチリゾート瀬底」は、「ヒルトンクラブ」というハワイのタイムシェアとは異なるカテゴリーの物件です。そのため、ヒルトンホテルのHオナーズポイントへの交換が通常の2倍となり、なんと32倍(1.6倍になる前は50倍)です(✳︎)。世界中のヒルトンホテルでの交換利用をお考えの方にとっては大きなメリットです。実際に物件を見なくてもアップグレードされている方々が一番気に入られているポイントかと思います。
(✳︎)補足情報:オアフ島にあるグランドアイランダーとグランドアイランダーもヒルトンホテルポイントへの交換率が32倍です。
具体的な瀬底のお部屋にアップグレード(買い替え)するメリット
一般的にアップグレードすることで、毎年付与されるポイントが増えることが多いです。もし、年間管理費の1クラブポイントあたりのコストが低くなるのであれば、なおメリットがあると言えるでしょう。
また、ザ・ビーチリゾート瀬底を所有することで、瀬底のお部屋を優先的にホーム予約で予約ができるようになります。特に毎年、夏休みやゴールデンウィークなどのピークシーズンに沖縄に行こうとお考えの方は、この優先予約を利用することで、お部屋を確保できる可能性が高まります。
沖縄・瀬底のヒルトンタイムシェアを所有するというメリット
ヒルトンのハワイ物件ではなく、あえてザ・ビーチリゾート瀬底を所有することで得られるメリットは次の通りです。
・日本の物件なので書類が日本語で安心である。
・将来売却の手続きが簡単そうである。
・ローンの支払いが円安に影響されない。
・ヒルトンオナーズへのポイント交換率が良い(アイランダーとワイキキアンのペントハウスオーナーと同じ)
・ヒルトンオナーズのゴールド会員に自動的になる(アメックスのヒルトンカードでもゴールド会員になることができます)
そして、22,400(旧14,000)ポイント以上の瀬底物件をヒルトンから購入した場合、ヒルトン・グランド・バケーションズのエリートメンバーというVIPに昇格することができます。参考までに、瀬底のリセール物件を購入した場合はエリートメンバーになることができません。
アップグレードする時に検討すべき3つのこと
次に、瀬底の物件へアップグレードをするべきかどうかお悩みの方のために3つのチェックポイントをご案内いたします。
①どこを中心に利用するか?
瀬底へのアップグレードでポイントを増やした後、どこでこのポイントを利用するか十分に想定してみましょう。コロナが落ち着き、ハワイへの旅行が気楽にできるようになればハワイで使いたいのか?あるいは、世界中色々な所で使いたいか?
毎年沖縄に行きたいという方であれば、沖縄をホームにすることは良いのですが、そうでない場合にはポイント制のリゾートクラブの場合、必ずしも沖縄を持つ必要性がありません。逆に、ハワイに泊まることが中心の方であれば、ハワイをホームとしてハワイの物件を持ち、優先予約をハワイにする方が賢明です。
コロナ禍が落ち着いた後には、色々な理由によりハワイでホーム予約できる物件を持つことのメリットが大きくなります。
②ヒルトンオナーズで利用する際のコストを計算してみる
タイムシェアを持つ主な目的は、バケーションの宿泊代を節約することです。スィートルーム(タイムシェア)に宿泊するコストを長期的に見て節約するということが一番のメリットであると言っても良いでしょう。ヒルトンオナーズのポイントに変換して宿泊した場合に、年間管理費分から計算して一泊幾らで泊まっているかを検証することも重要です。
ヒルトンオナーズの必要ポイント数が年々高くなっているように見受けられます。年間管理費 ÷ ヒルトンホテルで宿泊できる日数 = 一泊当たりの宿泊コストこの単純な計算から、十分にお得な宿泊になるのかを見極めてから判断すると良いと思います。
③追加で支払う金額とアップグレードで得られるメリットを検証してみる
多くの方が、日本の物件の方が安心、ポイントが増える、ヒルトンオナーズへの変換率が32倍(通常の2倍)というメリットにたいして魅力を感じると思います。そもそも、今現在本当にヒルトンホテルに利用するヒルトンオナーズポイントが不足しているのでしょうか?また、アップグレードで支払う追加料金がその不足しているポイントにたいして正当化できるか検討しましょう。
1ポイント当りの管理費が安くなるというメリットもよく耳にしますが、追加の支払金額を管理費の差額で割った場合、何年で元が取れるのか?などなど、冷静に分析してみるとアップグレードをした方が良い場合とそうでない場合があるのかと思います。
出口戦略を考える
少し話は変わりますが、タイムシェアをあと何年位所有できそうか?または5年後、10年後に子供達に残してあげる計画があるか?もし、子供達に権利を残すお考えであれば、1つの物件にお子さん二人ないし、三人の名義を入れることは慎重にお考え下さい。
理由は、1つの物件を独立した兄弟姉妹で共同所有するという事は、将来的に金銭のやり取りを必要とするものが残り、喧嘩のネタを残すことになりかねません。高級車であるからと言って、成人した子供達2人に共同所有するということは、まず行わないと思います。
車検代、保険代などの車を維持するための費用が発生し、その精算が面倒でなるからです。ですから、もしお子さんにタイムシェアを残してあげようと思うのであれば、一家庭に一物件を原則にお考えになるべきであると言うのが当社のアドバイスです。
お気軽にご相談ください
こちらの記事ではヒルトンの瀬底物件へアップグレードする際に検討すべき3つのことをお伝えしました。もしも冷静な分析でのセカンド・オピニオンが必要でしたらお気軽に弊社へご連絡いただければと思います。