タイムシェア 固定週の価値と捉え方
今回は固定週の価値・捉え方についてお話したいと思います。
固定週とは毎年予約が特定時期に確保されているものです。
(ちなみに、これと相反するのが、浮動週またはフロートとよばれるものです。)
固定週は、予約保障タイプと言ったり、フィックスウィーク(Fix=固定)と英語読みする場合もあります。
その中でイベント週と呼ばれるものは、お正月とクリスマスの2つのイベントが含まれる固定週を指します。
ヒルトンの場合、イベント週は全部の部屋を固定タイプとして販売しています。このため、一般の浮動週(フロート)や自由週をお持ちのオーナーは、この時期に予約を取るというのは極めて可能性が少ないといえます。
イベント週以外の時期は、1LDKオーシャンビューといったタイプ毎に50%までの部屋を固定週として販売しています。
つまり、お盆を含む夏休み、春休み、ゴールデンウィークなどは50%の部屋が毎年無条件で固定週オーナーにより自動的に予約されています。
このため、これらの時期にワイキキのヒルトンを予約することが難しいということになるわけです。
逆にこの固定週を利用すれば、タイムシェアの予約が取りにくいという短所を長所に変えてしまうこともできます。
特に毎年子どもたちや孫たちと夏休みにワイキキに行きたいといった家庭では、この固定週はお勧めです。
子供が育ち、夏休み以外での旅行が容易にできるようになった、あるいはワイキキ以外の場所への旅行も楽しみたいという風にライフスタイルが変わったら、ポイントを活用しての交換利用や、買い替えを検討するのも良いでしょう。
夏休みや盆休みなどの固定週は、リセール市場内でも値段が高くなっています。それは市場でそれだけ評価されている商品である証拠でもあります。
ライフスタイルが変わったら、再度リセール市場で売却してその時のライフスタイルにあった物件を買うのも一つの方法です。