ヒルトンの方針変更
こんにちわ!
(カハラヒルトン近くのワイアラエパークにて)
ヒルトンの方針が変わりましたので
情報を共有したいと思います。
今年の前半から一部返金によるキャンセル
という制度で、ヒルトンが長らくリセール市場で
売りに出していても売却できなかったお客様の
物件を引き取る制度が実施されていました。
先般の連絡により、この制度が終了するとの
事です。
利用していないタイムシェアのオーナーさんが
年間管理費の負担に頭を痛めていた場合
金額的な条件が折り合えば、ヒルトンが
引き取ってくれるという制度でした。
この一部返金によるキャンセルが
行われなくなると、業界予測では
第一先取り特権(ROFR)の行使も
ゆるくなるのではとの見方が強く
なっています。
実際には、まだデータが揃っていないので
確実なことを申し上げることが出来ませんが
今後、価格が安くてもヒルトンの買取に
引っかからない可能性が高くなったと
いうことです。
ただし、これらの方針は一切外部に
発表されない為、売買契約が成立して
エスクローから申請を入れて見ないと
最終的には分からない部分もあります。
今年は、業界筋ではワイキキに限って
ヒルトンがROFRを行使していると言われて
いましたが、実際には2件ほどハワイ島の
物件で買取が行使されました。
リセールでタイムシェアを購入されたい方は
少しでも安く買いたいという意向が出ます。
売り手の方は当然ながら少しでも高く
売れることを望みます。
タイムシェアのリセール価格は完全に
需要と供給のバランスで決まります。
個人的には、正規価格の50%位のリセール
価格で落ち着くことができれば健全な市場では
ないかと思っています。
現に、ディズニーのリセール価格は
ヒルトンとおぼ同じメンバー数規模(約20万人)で
ありながら、リセールの価格は定価の約50%前後で
出ているものがほとんどです。
その為にも、現在リセール市場で売れていない
物件を売却する事が重要であり、そうすることで
リセールの相場が上昇する事になります。
健全なリセール市場を形成する事で、新規販売の
促進にもつながります。
これは、リゾートに限らず、住宅や、車、時計などの
高級品には同じように当てはまる市場のメカニズムです。
弊社の会社理念でもある
「タイムシェア業界が健全に発展できるよう
業界の一員として寄与する!」
の実践に向けて精進していきたいと思います。
くじら倶楽部
中山孝志