アメリカ入国ルールの詳細を発表(11/8から)
以前ブログ記事で、2021年11月8日から外国からアメリカに入国する外国籍の渡航者はワクチン接種と陰性証明が義務になるとお伝えしましたが、本日その細かな入国ルールの詳細について発表がありましたのでこちらの記事でご紹介したいと思います。ハワイ州は独自の検査に関するルールがありますので、ハワイ州及び連邦のルール併用となります。
アメリカへの入国に必要なワクチン証明と陰性証明について
11月8日から、外国からアメリカに入国する渡航者(陰性証明は外国籍もアメリカ国籍も対象)はワクチン接種と陰性証明が義務になります。詳細は以下の通りです。
ワクチン証明について
・外国人旅行者はワクチン証明が義務。
・ファイザー、モデルナ、ジョンソン・アンド・ジョンソン、アストラゼネカ、シノファーム、シノバック、セラムのワクチンのみ受付可能。
・ワクチン接種は必要回数を打ち終わってから14日間経っていること→これを「完全にワクチン接種済み」と定義しています。
・2種類以上のメーカーのワクチンを接種する形の摂取も認めるとしています。
・18歳未満の子供はワクチン証明の義務はありません(接種が遅れている国もあるため)。
陰性証明について
・事前の新型コロナの陰性証明を渡航者全員が提出する必要があります(2歳未満は対象外)
・「完全にワクチン接種済み」の渡航者は渡航72時間以内に検査を受けて、陰性証明を取得する。
・「完全にワクチン接種済み」でない米国籍の渡航者は渡航24時間以内に検査を受ける必要がある。
・ワクチンを接種していない2歳以上18歳未満の渡航者は渡航24時間以内に検査を受けて、陰性証明を取得する。
・受付可能なコロナのテストはAntigen test (抗原検査)もしくは Nucleic acid amplification test(核酸増幅検査)。
→ハワイ州は独自のルールがありますので、ハワイ州の規定をご確認ください。
・陰性証明は印刷した書類、又はデジタルコピー(PDFなど)のいずれでも受付可能。
・陰性証明には必ず検査手法、検査機関の名前、検査日、個人が特定できる情報(名前並びに「生年月日又はパスポート番号」など)、テスト結果が含まれている必要がある。
・陰性証明は英語であることが望ましい(詳しくは航空会社へ確認)。
搭乗前に、航空会社が上記の確認を行う形としています。
公式サイトに掲載されている入国ルールの詳細
米国CDCの公式サイトに掲載されている入国ルールの詳細については下記2つのページをご参照ください。
米国CDCによるワクチン証明についての詳細(英語)
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/travelers/proof-of-vaccination.html
米国CDCによる陰性証明についての詳細(英語)
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/travelers/testing-international-air-travelers.html#
また、入国ルールに関しては飛行機を予約した航空会社や旅行会社が必ず情報を持っていますので、事前に確認をされますと、不備なくご旅行の準備ができるかと思います。
最後に
アメリカ政府はこれまで入国を禁止していたヨーロッパの国々やインド、中国、ブラジルなど合計33カ国から旅行目的での渡航を再開します。なお、今回の入国ルールの陰性証明については、アメリカへ入国するアメリカ国籍も対象です。
イゲ知事によりますと、ハワイ州が行っている事前検査による隔離義務免除の制度(セーフトラベルプログラム)は継続して行うとのことですので、アメリカ連邦ルールとハワイ州ルールの併用となるようです。
日本からの渡航者にとっては更に準備する書類が増える形となりましたが、アメリカにおける安全な旅行環境の保全への一歩と考えると、結果としてプラスなのかもしれません。また新たな情報が入りましたらお知らせしたいと思います。
合わせて読みたい