ヒルトンのポイント延長措置について徹底解析(2021年9月1日発表)
2021年9月1日にヒルトンは日本にお住まいのタイムシェアオーナー様向けのポイントの延長措置について発表をしました。なかなかハワイに来れない今、ヒルトンのポイントを消滅しないように試行錯誤されている方も多いかと思います。今回はヒルトンが打ち出した新しいポイントの延長について解説したいと思います。
目次
ヒルトンによるポイント措置の概要(2021年9月1日発表)
ヒルトンは2021年9月1日に2019年から2021年までのポイントを無料で延長する措置を取ることを発表しました。新たにリザーブドポイントというポイントも導入されましたので、詳しく見ていきたいと思います。
(ご注意)今回の措置はアメリカ以外の国にお住まいのヒルトンオーナー様のみに適用されます。アメリカにお住まいのヒルトンオーナー様には適用れませんので、ご注意ください。
2019年・2020年からのセーブドポイントを延長(2023年まで)
・「リザーブド・ポイント」として2023年12月31日まで自動延長(無料)
・2021年9月30日に自動的に繰り越しされる予定(手続き不要)
・「リザーブド・ポイント」は新しいポイント名(✳︎使い道については後述)
2021年のクラブポイントを延長(2022年まで)
・「セーブドポイント」として2022年12月31日まで自動延長(無料)
・2021年12月1日に自動的に繰し越しされる予定 (手続き不要)
・2021年12月1日よりも前に繰り越しをすることも可能(無料)
✳︎すでに2021年のクラブポイントをセーブドポイントに繰り越された方は、繰越し手数料が10月に返金される予定だそうです(手続き不要)。
✳︎2021年末までのセーブドポイントは年代であれば、リザーブドポイントからセーブドポイントに戻すことができます。詳しくはお電話でヒルトンのオーナーサービスへご相談ください。
リザーブドポイントとセーブドポイントの違い
セーブドポイントは「ホームウィーク予約、ヒルトンオナーズへの移行、ヒルトンホテルの予約」以外であれば、活用法が色々あります。セーブドポイントはヒルトンホテルのダイレクトステイ、提携リゾートの予約(ホテルハーヴェストとシギラベイサイド)、JALマイルへの交換、RCIへのポイント移行(2年延長)をすることができます。
その反面、リザーブドポイントが使用できるのは、クラブ予約とRCIのエクスチェンジ予約のみとなります。クラブ予約は世界中のヒルトンタイムシェアの予約のことです。RCIのエクスチェンジ予約とはRCIに預けてポイント延長をしないで、ポイントが切れる前にRCIのサイトでヒルトンのポイントを使って交換と予約を同時に行う方法です。
(*1)優先予約期間でない時期に所有している部屋タイプを土曜日から土曜日(アイランダーは金曜日)の1週間の予約を入れること
(*2)RCIエクスチェンジとはRCI上での予約のことを差します。RCIへの預け入れ(ポイント延長)をしなくても、ヒルトンのポイントが有効な期間中に直接RCIのサイトで予約をすることができます。RCIへのログインはヒルトンのアカウントにログイン後、ヒルトンHP内のRCIというページからログインする形です。RCIについてはこちら。
(ご注意)2022年12月現在、リセール物件はヒルトンオナーズへの移行が可能ですが、予告なく変更になり得る事、ご理解・ご了承のほどお願い申し上げます。
くじら俱楽部の解説:その1
2022年は4年分のポイントが貯まっている状態になります
今回のポイント措置で2022年は4年分のポイントを所有するオーナー様が増加します。日本人オーナーは約7万人におり、予約が混み合う中、ポイントを使いきれるかご検討いただくようお願いします。後々ポイントが消滅してしまう可能性がある場合には、少しずつポイントを日本で活用いただくのも良いのではと思います。
くじら俱楽部の解説:その2
リザーブドポイントに変換されると使い勝手が限られてきます
上でご説明いたしましたように、リザーブドポイントの使い道はクラブポイントとRCIのエクスチェンジ予約のみです。セーブドポイントがリザーブドポイントになる前に(2021年9月30日予定)、ダイレクトステイやJALマイルへの交換を検討する良いタイミングかと思います。
くじら俱楽部の解説:その3
リザーブドポイントで出来なくて、セーブドポイントで出来ること
もう一度まとめます。リザーブドポイントになってしまうと出来ないけれども、セーブドポイントであれば出来ることは下記の通りです。
・ダイレクトホテルステイ(スペシャルキャンペーン)
・JALマイルへの交換
・RCIへの預け入れ(2年ポイント延長)
・ホテルハーヴェストの予約
後々、結果的に使いきれなかったということにならないように、ポイントがだぶついている場合にはリザーブドポイントになる前にダイレクトステイやJALマイルへの交換をしておくのも良いかもしれません。ダイレクトステイは特に枠数が限られているので、早めの予約が得策です。
くじら俱楽部の解説:その4
日本にあるタイムシェアの空室状況はこまめにチェックしましょう
国内旅行が可能な場合に、ポイントがたくさんある状態のヒルトンオーナー様におすすめしたいのが日本のヒルトンタイムシェアの予約です。小田原や瀬底は空きがないことも多いですが、空きが出ることもございます。こまめに空室状況をネットで確認することをおすすめします。
例えば、2021年9月1日に瀬底の空室状況を確認したところ、2022年1月のお部屋がたくさん空いていました。↓
くじら俱楽部の解説:その5
ヒルトンホテルのダイレクトステイはおすすめです
重複になりますが、セーブドポイントがリザーブドポイントになる前に、セーブドポイントを使ってダイレクトステイを活用するのも良いかと思います。特にポイントがたくさん余っている方など、ご検討ください。ダイレクトステイのヒルトンホテルの枠数は多くないので、希望される場合にはお早めにオーナーサービスへ空室状況の確認をすることをおすすめします。
最後に
今回はヒルトンのポイント措置について詳しくご説明しました。2019年から2021年のポイントを無料で繰り越してもらえるので、ヒルトンオーナー様にとって嬉しいニュースなのではと思います。新たにリザーブドポイントというポイントも導入され、少しややこしくなりますので、残っているポイントの数や使用タイミングについて改めてご検討ください。
なお、今回ご紹介した情報は2021年9月2日時点の情報となります。最新の情報はヒルトンのオーナーサービスへご相談ください。
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