ハワイの最近の感染者状況と規制に関する見通し(2021年8月)
ハワイでは独立記念日以降、コロナの感染者が増えています。こちらの記事ではハワイの感染者状況をはじめ、ワクチン接種状況やハワイにおける新しい行動規制についてお伝えします。
ハワイにおける感染者状況
7月4日の独立記念日以降、感染者が増えていて、ここ最近は400人台から600人台の日が続いています。直近14日間の1日の平均感染者数は479名です。ハワイ州の保健局によりますと、感染の約8割がデルタ型であると発表しています。コロナ患者の入院数が増えているため、アメリカ本土から約550名の看護師を中心とする医療従事者が来島する予定です。
ハワイにおけるコロナのワクチン接種状況
2021年8月12日時点で、ハワイ州の人口の61%がコロナのワクチン接種済みで、68.4%がワクチンを最低1回接種している状況です。アメリカ全体で接種率が伸び悩んでいるというのが正直なところです。
感染拡大を受けて、行動制限を再強化
8月10日の会見でハワイ州のイゲ知事は集まれる人数、レストランの収容人数など、行動制限を再強化すると発表しました。集まれる人数は、屋内で10人以下、屋外で25人に制限。レストラン、バー、ジムなどの施設の収容人数を50%に引き下げました。また、結婚式や会議など、50人以上の参加者がいるプロによるイベントは、事前に安全計画をホノルル市に提出し、承認を得ることとしています。
ハワイ州・市 全職員にワクチン証明か毎週の検査を求める方針
ハワイ州のイゲ知事はハワイ州や市の職員に対し、8月16日から「ワクチン接種済みである証明を提示する」か「自費で毎週コロナの検査を受ける」の二択であると発表しました。ワクチン接種証明を提出できない職員は、コロナの検査を毎週受けて陰性証明を提出する形となり、職人の中から戸惑いの声も上がっています。カリフォルニアやニューヨークも同じような方針を発表していて、アメリカ全体がワクチンの接種を求めて、未接種者の行動を制限するという方向に向かっているのは事実です。
今後の見通し
2021年8月現在、アメリカ本土から毎日約3万人がハワイ州へ渡航しています。現在、本土からの旅行者はワクチン接種をしていることを証明することが出来れば、2週間の隔離を免除されています。コロナの検査を受けて陰性証明する必要もありません。先月の会見ではハワイ州のイゲ知事は人口の7割がワクチン接種を完了した時点で全ての渡航規制を撤廃する方針でしたが、最近の感染者急増を受けて、規制を撤廃するか再検討するとしています。