ヒルトン タイムシェアの仕組みについて
最近タイムシェアのことを知った方向けに、ヒルトンのタイムシェアの仕組みについてご説明したいと思います。ポイント制度、タイムシェアの利用方法、物件タイプ、購入費用、管理費など、タイムシェアの仕組みについて順番に解説いたします。
ヒルトン タイムシェアの仕組みについて
タイムシェアは簡単に言うと1つの別荘を大勢のオーナーで共有して所有することです。具体的なタイムシェアの仕組みはというと、「1年分に1週間、1つのお部屋を所有する」ことなのです。残りの週分は他のオーナーが所有する形となります。毎年1週間はそのお部屋を自分が所有することになります。厳密に言うと、毎年1週間利用できる「毎年の所有権利」と2年に1度1週間利用できる「隔年の所有権利」の2通りあります。
ヒルトンのタイムシェアは他のハワイのタイムシェアと同様に、不動産ですので、お子様に相続することも出来ます。別荘一戸建てやマンションを購入するには大きな資金が必要になりますが、1週間分であれば手が届く価格で購入できるのです。
ヒルトン タイムシェアの使い方
ヒルトンのタイムシェアの物件を購入すると、オーナーになります。オーナーになりますと、利用年にヒルトンからポイントが付与されます。付与されるポイントの数は購入する物件タイプにより違います。このポイントを使ってヒルトンのタイムシェアを予約することが出来る仕組みにになっています。ポイント内であれば自分が所有している物件以外のタイムシェアも宿泊利用することができます。
予約の種類は3つあります
ホームウィーク予約:
所有物件のオーナーが自分の物件タイプを優先的に予約できる期間です。1週間単位の利用です。尚、ご自身が所有している物件タイプを「ホーム」と言います。
クラブ予約:
オーナーの優先予約期間が過ぎると、他の物件を持っている方も予約ができる時期に入ります。ポイント内であれば、どこでも利用が可能です。これをクラブ予約と言います。
オープンシーズン予約:
チェックイン1ヶ月以内の予約をオープン予約と言います。ポイントを利用してもいいですし、現金での利用も可能です。
(ご注意)2022年12月現在、リセール物件はオープンシーズン予約の利用が可能ですが、予告なく変更になり得る事、ご理解・ご了承のほどお願い申し上げます。
ハワイのヒルトンタイムシェア
ヒルトンのタイムシェア物件はハワイに9つあります。まず、オアフ島に5つのヒルトンタイムシェアがあります。 ちょうどアラモアナショッピングセンターとワイキキの間に位置しているヒルトン・ハワイアン・ビレッジ内にラグーンタワー、グランドワイキキアン、カリアタワー、グランドアイランダー。それから、ワイキキ中心部にある弊社オフィス真隣のホクラニです。ハワイ島にもヒルトンのタイムシェアリゾートが4つあります。キングズランド(第1期、第2期、第3期)、ベイクラブ、コハラスィーツ、ワイコロアホテル内にオープンしたオーシャンタワーの4つです。
ヒルトンの物件タイプについて
実は、ヒルトンのタイムシェア物件の種類はたくさんあります。まず、先ほどご紹介した建物を最初に決定すします。次に、間取り、浮動週/固定週、ビュー、シーズン(繁忙期/閑散期)、利用年です。ポイントは建物、間取り、ビュー、シーズンで決定します。管理費は建物と間取りで決定します。
初めてタイムシェアを買う方が見落としがちなのが建物とシーズンです。ご自身の利用スタイルを考慮せずに、お安いという理由でハワイ島の物件を買ったり、ワイキキの物件でも閑散期の物件を購入する方が中にはいらっしゃいます。ポイント内ならどこでも予約できるということで、知らず知らずのうちにご自身にあっていない物件をかっていることもありますので、物件選びは慎重に行いましょう。
物件選び方
物件を選ぶときに優先的に予約ができるシーズン(時期)を正しく選択します。ヒルトンのシーズンにはプラチナとゴールドの2種類があります。ゴールドは閑散期の週のことを言います。5月のゴールデンウィーク後と9月の閑散期がゴールド週です。物件により時期が異なりますのでシーズン表をご確認ください。プラチナはゴールド以外の期間です。プラチナには夏休み、ゴールデンウィーク、冬休みなどの繁忙期が含まれています。
閑散期のゴールドは購入価格が安く済みますが、付与されるポイントが少ないので注意が必要です。また、ゴールド物件を持っている場合、プラチナの時期には、プラチナ物件を持っている方の優先予約期間が過ぎてからの予約になりますので、予約しづらくなります。管理費はプラチナもゴールドも同じなので、ポイントがたくさんもらえるプラチナのほうがお得ということになります。ただし、閑散期にしか旅行をしないという方にはお得なゴールド物件が適切な場合もございます。詳しくはくじら俱楽部へご相談ください。
建物とお部屋タイプにより管理費も違うので、購入費用、管理費、ポイントのバランスを考えます。ヒルトンの物件は、同じ年間管理費でも、物件タイプにより付与されるポイントに差があることがあります。多少購入価格が高かくても、よりポイントがもらえる物件を選ぶとお得です。
タイムシェアの購入費用について
タイムシェアを購入する際には物件価格と各種手数料(約$3,500)がかかります。購入してオーナーになると、毎年の管理費とヒルトン年会費の支払いがあります。ヒルトン会費は毎年発生し、管理費は利用年に応じて支払う形となります。毎年物件を所有している場合には、管理費を毎年支払い、隔年の物件をお持ちの場合には利用年にのみ管理費を支払います。尚、年間管理費はお部屋の大きさにより決定いたします。ビューやシーズン(繁忙期/閑散期)かは管理費に影響してきません。また、物価の上昇や建物の状態により、管理費は毎年変動します。尚、請求は全てドル建てなので、為替変動でも会費や管理費の価格が変動します。
管理費は何に使われているのか?
アメリカのタイムシェアには、日本のマンションのように、オーナー組合が存在し、そのオーナー組合が管理会社であるリゾート会社に物件の管理委託をするという形をとっています。管理会社が次年度の経費を算出し予算をオーナー組合に提出。オーナー組合の総会にてそれが承認されると、次年度の年間管理費が決定されます。年間管理費は、主に以下の内容に使われます。
A.物件の基本的な維持費用
水道光熱費、内装、設備、清掃、人件費、保険など)その物件を維持していく上での基本的な必要経費です。部屋をきれいに掃除し、設備補充、内装や外観の維持、それに携わる人への経費など。
B.積立金(家具・家電などの資産準備金や建替え費用、営業準備金)
家電などの大きい資産などを準備していく費用、またそれを管理とり行う費用ということへ積立金をして活用するというもの。
C.緊急用資金
(災害や緊急時の場合の費用の備え)
特にオーナーにとって分かりやすい管理費の使い方は、お部屋のリニューアル工事です。5−6年に一度、家具や家電の新調(ソフト工事)や改装工事(ハード工事)のどちらかを行います。いつも綺麗なお部屋に泊まれるというのはヒルトンのオーナーに取っての大きなメリットです。
まとめ
タイムシェアという言葉を初めて耳にする方にとって、仕組みが分かりづらいということも多いかと思います。こちらの記事を通して、少しでもタイムシェアの疑問にお答えできたらと思います。また、ヒルトンのポイント表、管理費一覧、シーズン表などの便利な資料もございますので、合わせてご確認ください。