ワクチン緊急使用許可 ハワイは来週より接種開始
米FDAは12月12日(土)、ファイザー社の新型コロナのワクチンの緊急使用を許可しました。また、ハワイ州においては、来週にはワクチンが届くとの見通しです。こちらの記事では、ハワイのワクチン接種の最新情報についてお伝えします。
緊急使用許可をアメリカの食品医薬品局(FDA)が許可
米FDAは12月12日(土)にファイザー社が開発した新型コロナのワクチンの緊急使用許可を出しました。アメリカでのコロナワクチンの使用許可は初めてです。ファイザー社はコロナ感染予防に約95%の有効性があると発表しています。ファイザー社は緊急使用許可がおりた後、24時間以内にワクチンの出荷を開始するそうです。まずは、医療従事者など、感染リスクが高い人々を対象に予防接種が始まります。ファイザー社は年内に5,000万回分のワクチンを生産する予定です。
ハワイのワクチン体制
ハワイ州のイゲ知事は約81,000回分のワクチン(40,500人分)を12月中に受取る見込みを示しています。まずは、医療従事者や介護施設の職員や居住者、警察や救急隊員などが接種を受ける予定です。来年年春には更にワクチンが届く予定で、ハワイ州は人口の60%から70%が接種している状態にすることを目標としています。
クィーンズ・メディカル・センターもワクチンの受取待機
クィーンズ・メディカル・センターは5,000のワクチンを受け取る準備をしているそうです。ファイザー社のワクチンは、摂氏マイナス70度で保存する必要があり、ハワイの病院では大きな課題なのではと懸念されていましたが、クィーンズ・メディカル・センターには今回のワクチンを超低温管理出来る冷凍庫が2台あり、10,000から15,000のワクチンを保管できる設備が整っているそうです。今後、更に保管用凍庫を1台増やす予定とのことです。
まとめ
ハワイにおける感染者数(オアフ島は約50人〜100人/日)はアメリカ本土に比べると少なくはありますが、緊急使用許可をうけて、感染者が世界最多のアメリカでは、コロナの収束に大きく期待が高まっています。
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