あのアマゾンが空港近くで土地を買いました
日本の観光客の皆さんにも人気のホールフーズが、アマゾンの子会社になっている事はご存じかと思います。そのアマゾンが今度は、ダニエルイノウエ国際空港(ホノルル空港)近くで土地を購入しました。
アマゾンがハワイで物流拠点を作る
今回アマゾンが購入した土地は、ホノルルハーバーに隣接する 14.4エーカー(東京ドームの1.25倍=58,275㎡)です。7月15日にアマゾンが購入しました土地は、ダニエルイノウエ国際空港から車で 10分ほどの場所となります。アマゾンは毎日専用カーゴで米本土から荷物を運んでいます。これでハワイの物流拠点を自前で持つ形になります。
自動車販売会社のサーブコパッシフィックの土地でした
土地を売却したのは自動車販売代理店の「サーブコ(Servco)パシフィック」です。売却された土地にはサーブコのパーツセンターなどのある「2101 Auiki St.」も含まれます。売却金額は非公開とされていますが、現在の合計評価地価が 7,040万ドル(約77億円)と推定される土地です。その他、工業用倉庫と敷地内の 3つの建物の評価額が約500万ドル(約5.5億円)になります。サーブコは 1987年に、それまで米軍が使用していたサンドアイランド付近のこの土地を取得しました。
昨年、創業100周年を迎えたサーブコは、トヨタ、レクサス、スバルのハワイ最大のディーラーです。創業者の孫でもあるマーク・フクナガ会長によると、商談はコロナ流行以前から進められてきたものだそうです。アマゾンとサーブコ両社に発展と雇用の需要をもたらし、大きな社会的投資となるはずだとフクナガ氏は話しています。サーブコは今後もハワイでの自動車産業とモビリティー分野に貢献し、都心部ホノルル以外での大規模施設に再投資する計画があると語りました。