ホノルル高架鉄道、今年中に開通(2020年2月現在のニュースです)
ハワイリピーターの多くの方が、ハワイ高架鉄道の完成がいつになるのかと、疑問に思っていることと思います。2020年2月の新たなニュースでは、引き伸ばされた「今年10月の一部開通」も疑問視されているというニュースをご案内します。まさに、「ハワイタイム」という言葉の通り、予定より遅れに遅れている状況です。
2020年10月の一部開通は難しい
今年 10月に最初の 11マイル区間が開通すると発表されたホノルル高架鉄道ですが、ホノルルのコールドウェル市長はこの予定に懐疑的です。
今年 1月にホノルル高速交通公社(HART)は高架鉄道の前半部分の開通を 10月に行うと記者会見で約束していますが、コールドウェル市長とハワイ州運輸省は今年中には間に合わないのではないかと警鐘を鳴らしています。ホノルル市は、今年 12月を開通の目安にしていましたが、それにも間に合わない可能性が大きいと市長は見積もっています。鉄道建設の責任はHARTにありますが、運営はホノルル市の運輸局に権限があり、ホノルル市の見解では開通日はまだ決定できないということです。
ハワイの鉄道はすでに6年遅れている
92億ドルを投入して HARTが 2014年末から着工している高架鉄道は、当初の予定からすでに 6年遅れています。最終的には、イーストカポレイからアラモアナセンターまでの 20マイルの鉄道が敷かれます。完成と開通は 2025年12月に予定されていますが、連邦交通局の試算によると、2026年9月までにオープンできる確率は 65%しかないようです。
2026年9月にも間に合わないかも?
最近の計画の遅れによって、今後 6年ほどにわたる工事中の不測の事態に備えての時間のノリシロが約 1年間から 3か月ほどに減少しています。コールドウェル市長はそのことにも言及し、HARTの計画は現実的とは言い難いと HARTと市の運輸局に警告しました。
前半 11マイルの開通を今年 10月と発表したことで、高架鉄道プロジェクトに肯定的なニュースが多く報道され、市民の期待も高まりました。しかし、だからこそ約束が果たせなかった場合の失望も大きいと、コールドウェル市長は憂慮しています。
完成が楽しみな高架鉄道ですが、日本の皆様が利用できる空港~アラモアナ間の完成にはまだまだ時間が掛りそうです。また、情報が入りましたらこのブログでご紹介させて頂きたいと思います。