ハワイのタイムシェア業界が堅調であるデータ
ハワイ州観光局(HTA)から、2018年第3四半期のタイムシェア業績が発表されました。このデータからもすっかりタイムシェアがハワイの観光業界に根付いていることが分かるかと思います。
ハワイを訪れる人のおよそ 9%がタイムシェアを利用しています。報告書によると、ハワイの 2018年第3四半期(7月~9月)のタイムシェア稼働率は前年同期と同様 90.1%でした。対するホテルとコンドホテルのこの期間の客室稼働率は 79.7%です。
オアフ島だけをみるとタイムシェアの稼働率は 94.3%と前年同期よりも 1.8%上昇しています。マウイ島でもタイムシェアの稼働率は前年同期から 1%増加し 91.8%となりました。
ハワイ全体のタイムシェア利用者の内訳は、自分の所有するユニットに滞在した人が 55.8%、交換システムを利用した客が 19.7%、所有者や交換プログラムのメンバーから一時的にユニットを借りた滞在者が 19.7%、マーケティング利用が 7.7%でした。
オアフ島では自分の所有するユニットを利用する滞在者の割合が 64.3%と、他の島に比べて大幅に高かったようです。反対にカウアイ島では、所有するユニットに滞在する割合が 55.2%と他の島に比べて低く、代わりに交換システムを利用した滞在者が 24.1%とどこよりも多数でした。
カウアイ島では、訪れた人の 15.9%にもあたる 5万6431人がタイムシェアを利用しています。
昨年の第3四半期にハワイに滞在した人の 8.9%、 22万2980人がタイムシェアを利用しました。滞在中タイムシェアだけを利用した観光客の数は 17万1310人。
タイムシェア利用者の平均滞在日数は 9.7日間で、宿泊施設総合の平均より 1日長く滞在しています。
この期間にオアフでタイムシェアを利用した滞在者は 8万6144人でした。他の島と比べると人数では一位ですが、割合では全ての宿泊施設の利用者の 5.5%と最下位になりました。
マウイのタイムシェア滞在者数は 8万1847人で、観光客の10.7%がタイムシェアを利用しています。
統計は ハワイ全土の合計 1万千766ユニットのタイムシェアの 82.1%を構成する 53のタイムシェア施設から算出されました。
タイムシェアは、利用率の高い別荘システムであり、共有制リゾートです。今後もハワイのリピーターにとってなくてはならない存在でありシステムになることは間違いないと予想できます。ぜひ、多くの方にこのタイムシェアの良さを実感頂ければと思っています。