ハワイのホテルへの投資額が全米最高になりました
前回に続き、ハワイホテル業界活況のニュースです。
ハワイのホテルへの投資額が全米最高で、昨年、全米平均の 2倍以上だったことが発表されました。
テネシー州を拠点とするホテルのリサーチ会社 STR社の調査によると、2017年の全米のホテルの平均買収額は一部屋あたり 24万ドル(日本円で約2600万円)でした。それに対するハワイの一部屋平均は 53万6481ドル(日本円で5900万円)でした。
同社が発表した、2017年に全米で高額で売買されたトップ 10のホテルの内、4件がハワイの物件でした。
全米最高額は、ホノルルの「パシフィックビーチ・ホテル・ワイキキ」の 5億1500万ドルでした。昨年 8月にコマーズ・リアル・インベストメントが買収し、約 1億1500万ドルの改装後「アロヒラニ・リゾート・ワイキキビーチ」と改名されました。
10月に売却された「タートルベイ・リゾート」はこの年 4番目に高額な 3億3千万ドル。5番目には 3月に 3億1700万ドルで売却された「ウェスティン・マウイ」、8番目には 8月に2億2500万ドルで売却されたハワイ島の「マウナラ二ベイ・ホテル&バンガローズ」が入りました。
他にもカウアイ島ココナツビーチの「コートヤード・カウアイ」が 6150万ドルで買収されるなど、ハワイ全州での 2017年のホテル買収総額は 14億ドルを上回りました。
今年のホテルの投資額も、金利の上昇に反して、引き続き全米で高額になるだろうと STRは予測しています。同社によるとハワイでは今年すでに高額なホテルの売買が 3件行われており、その総額は 4億3760万ドルです。「ヒルトン・ガーデン・イン・ワイキキビーチ」が 1月に 2億1200万ドルで、同月ワイキキの「ホテル・リニュー」が 2560万ドル、3月には「アストン・ホテル・ワイキキビーチ」が 2億ドルで売却されました。現在契約中の物件「アンダーズ・マウイ・アト・ワイレア」と「グランド・ワイレア」の価格も注目に値すると予測されます。
ハワイ観光局によると、この10年間、ワイレア地域のホテルが特に大きな収益を出しており、投資家たちからの注目を浴びています。
新しいホテルオーナーの参入により、世界の富裕層から人気のハワイは、まだまだこれからも成長していきそうです。