ヒルトン-タイムシェアの耐用年数は?
>>> ワイキキの高層ビルの耐用年数はどのくらいであるか?
>>> ラグーンのようにオリジナルの築年数が経っているものは、管理費の値上がりが心配だが大丈夫だろうか?
これらのような質問は、多くの人が心のどこかで心配する問題です。
現場を知り尽くしたプロが知りえている情報からこの点を説明したいと思います。
●ワイキキの不動産は古くてもなぜ値段が下がらないか?
ワイキキに建つ多くのコンドミニアムはなぜか築年数が30年以上であっても値段が下がりません。
それどころか年を追うごとに値段が上がっています。
この1・2年はサブプライム問題や不景気な話題が出回っていますが、それでも日本のような値下がりは不動産においてもありません。
アメリカでは古い=安いとは不動産においてはならないのです。
●充実した長期修繕計画?
アメリカは、建物の長期修繕計画が最低10年以上のものを立ててあり、常に必要な修繕を先手を打ちながらメンテナンスしている良さがあります。
ヒルトンは独自に20年先までの修繕計画を持っているそうです。さすが、ブランドの会社です。
●管理費は値上がりするか?
これは、値上がりするとある程度覚悟は必要でしょう。
ただし、この費用は資産維持のためのもので、ヒルトンなどのリゾート会社が利益を調整しているわけではありません。
通常タイムシェアの管理費のうち、10%が管理会社への取り分というのが商習慣となっています。
もちろん、値上がりは物価上昇率に応じてということが一般に言われていることです。
日本のリゾート会社と違い、管理費がその会社の売り上げにはならず、別会計で預かり金計上していますのでその点も安心できます。
不景気だから格安パッケージ旅行が出回っている、だからタイムシェアはいらないという人も多いでしょう。
歴史は繰り返します。
アメリカでは、70年代のオイルショックの不況時にタイムシェア業界が成長しました。
この現象が再現するか業界人としても今後の推移が楽しみです。