タイムシェア-知っておきたい“年間管理費”の知識 (その4)
ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブ(HGVC)を例に、
年間管理費についてシリーズでお話しています。
はじめての方は、どうぞ2月4日からお読みください。
4.タイムシェアの年間管理費の支払い義務と延滞
前回、タイムシェアの年間管理費の請求は12月にきて、その支払いを翌1月中に一括ですませる、ということを説明しました。
では、それを滞納したらどうなるでしょうか?
(普通に支払いをしている方々には関係のない話ですが、念のためお話しておきます。)
ヒルトンでは、1月1日から40日超過した場合、延滞料金が発生するので、注意が必要です。
まず、期限内に支払いが行われなかった場合、延滞料金が50ドルと、
その物件の年間管理費の1%の金利も追加されます。
3ヶ月以上滞納すると、Collection Agency(取立て代行業者)に依頼が行き、
その費用として150ドルが加算されます。
さらに支払いを滞納した場合は、
最終的にオーナー組合から物件を競売にかけられるということになる可能性もあります。
ご存知とは思いますが、海外とのやりとりには時間がかかることを頭に入れ、年間管理費の支払いは、是非1月半ばまでには済まされるよう、ご注意ください。
早めに支払いをするということは、もし何らかのトラブルが発生した場合でも十分余裕をもって対処できるということにもなります。
年間管理費は、年々少しずつ上がっていっているのが現実ですね。
支払いに関して、私が推奨するお役立ち情報も今後お話していきたいと思います。
次回は、よく聞かれる隔年タイプのタイムシェアの年間管理費についてお話してきます。